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プロローグ

『あなたの長所は何ですか?』


 この質問に困らない奴はいないだろう。

 いたら是非俺に教えてほしい。

 実際この手の質問は面接や履歴書に絶対と言っていい程書かれる要項であり、日本にいる限りこれに答える事は宿命とも言える。

 

 この質問の何が一番厄介なのかと言えば、その長所が人にちゃんと誇れる物なのかどうか?と言う所だ。

 例えばFPSのゲームが得意だからと言って、長所はヘッドショットや神速の早撃ちをバシバシ決める事ですなんて答えた日には恐らくマイナス評価になっちまう事だろう。なんならそれだけで不合格にもなるかもしれない。

 だから大抵の人間はなんとなくそれっぽい事を書くのだ。

 かくいう俺もそのそれっぽい事を書く人間の一人なわけなのだが、一応こんな俺にも長所ってモノがある。



『チ〇コが滅茶苦茶でかい』



 40cm。

 最早人間を超えるデカさの代物だ。プールの授業で俺だけ競泳用ではなくトランクスタイプをはくことを学校側から強制されるレベルなんだぜ?どや?すごくない?


 ……………………うん、いや分かるよ?分かるけどさ?そんな顔しないでくれよ。

 俺だって別に本気で自慢してるわけじゃない。むしろトイレの時はかなり離れてやらないといけないし、外でうっかり元気にならない様に気を付けないといけなかったりと不便な事が多い分邪魔に思ってすらいるくらいで、間違ってもこんなモノが長所だなんて思ってなかった。

 


 異世界で俺の股間が聖剣になっちまうまでは。


 

 この物語は俺、馬並天馬うまなみてんまの苦難と受難の物語だ。

 

 

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