表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ

俺は死んだのだ、間違いなく過労死で、、、。

死ぬ間際に思い出せたのは、上司の怒り狂った顔くらいだった。


俺は一般的な人生をそれまで歩んできた。

少し働きすぎだったけれど気にはしていない。

うちは8人兄弟で高校の頃は、バイトで食費を稼がないといけないような状態で

就職も、今働き手が少なくて給料の良いプログラマーが一番いいとおもって働きだしたんだ。

ただ思っているよりも、仕事が大変で大変でいつもいつも徹夜ばっかりだった。

今回の仕事は、大手の銀行のプログラムを作る仕事で期限が延長も出来ないし

もしすれば、違約金やらなんやらでうちは倒産だ。

そうなれば、俺の人生は終わりを告げる。

もしかしたら兄弟の誰かが高校すらいけないかもしれない。

そう思うと、自然に徹夜は我慢できた。


その日は、5日目の徹夜だった。

俺だって頑張ってたんだ、期限がギリギリだとかそんなのはどうだっていい。

上司の怒り狂った「宮根!純隆!」という俺への呼び出しすらどうだってよかった。

ただ、金が必要だったから働いていただけだ。

たまたまプログラマーになったってだけでそれ以外にはなにもなかった。

稼がないとうちの家計は火の車だ。

たが、もう限界だった。


体が悲鳴をあげていることにすら気づかなかった。

血の気が引いてくるのが分かり、脳みそが上手く動かない。

この説教が済んだら、会議なのに、、、


そうして俺、宮根純隆(みやねすみたか)は上司の怒りを受けながら倒れそのまま息を引き取ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ