序章~~虚翔とシェイドの出会い
〖やあ。こんにちはこんばんわおはよう。〗
なんだここは・・・
〖ここは君の夢の中だよ。黒田 虚翔君〗
黒田 虚翔??そうだ、俺の名前か。
〖何を言ってるんだい??自分の名前も忘れてしまったのかな〗
得体のしれないものは、くすくすと笑いだした
〖君は選ばれた人間だ。僕は神の使いであって天使に似た存在のものだよ〗
選ばれた??
〖そうだよ。神は人間を進化させようと考えたみたいだ。
君たち人間の中でもともとある才能を開花させて選ばれし天才を作りその人間に世界を支配させるらしいからね。僕はその才能を開花させにきた天使ってことだよ〗
天使…才能??僕にそんなものがあるのか?
〖あるから僕が使わされたんだけどね。さて、君の能力を開花させようじゃないか〗
え?あ・・・えっと
〖いくよ。[能力解放]発動。そして、[覗き見]発動〗
僕の中で何かのリミッターが外された感覚があった。
そして僕の体は光に包まれたんだ
〖へえ、君はすごい能力を持ってたんだね。君にはこの称号を与えられるべき存在だね〗
称号??
〖そう、称号。人間たちの中で才能を持った人間たちの能力を開放し人間を進化させる
神はその中でも数人の天才にある称号を与えろと言っていた。
君にはこの称号がふさわしい。すべての能力者達を統べるもの
二人目の皇帝〖セカンドエンペラー〗〗
〖セカンドエンペラー〗??セカンド???
つまりほかにも、エンペラーの名を持つ者がいるっていうのか??
〖もちろんだよこの能力者解放は、一年前から始まっていることだからね。
そして、ファーストエンペラーは君のお兄さん。えっと今の名前だと配又 十力くんだったかな??
僕が能力を開放してから名前を変えたみたいだからね〗
僕の兄??僕には兄なんていないはずだけれど…
〖おやおや、それはすまない。君は知らなかったんだね。〗
なに…
〖まあ、いいさ。ほら、そろそろ起きないと。時間だよ?〗
待て!!君の名前は!?
〖おや?そうか僕の名前か。僕の名前はシェイド〗
そういってシェイドはくすくすと笑いながら、光とともに消えていった。
僕は、そのまんま意識がブラックアウトしたんだ。
この作品は、連載作品〖虚言〗の序章です