第26話 ・・・別れ
遅くなってすみません・・
俺はショックのあまり病院を出た
澪「意味わかんね〜」
俺は行くトコロもなかったので病院の外のベンチに座った
寒い・・・・・
もし美希が事故ってなかったら寒くなかったんだろーな・・
俺のせいだよ・・・・
俺が考えてると後ろから声がした
後ろを向くと美希の友達から入り口からこっちに向かってきていた
友達は俺を見るなり、困ったような顔をして帰って行った
俺は下から美希の病室を見ると窓から美希がこっちを見ていた
いつもの様な笑顔ではなかった・・
その日から俺は美希に会いにいかなくなった
美希が俺を忘れたから行かなくなったんじゃない
嫌いにもなってない
美希が事故にあったのは俺のせいだから・・・
自分なりの反省だった・・・・
あれから何日たっただろう、ずっと俺は部屋にいた
その日久しぶりに翔汰が俺と遊びたいって言ってきた
正直遊びには行きたくなかってけど翔汰達にも心配かけたから行く事にした
いつものメンバーで集まりカラオケに・・・
今日は楽しもう
翔「澪が元気ないと俺も元気なくなるじゃん!」
澪「ゴメン・・・歌うかー♪」
2時間ぐらい歌い外に出た・・・
プルルル〜♪
電話がなった
受信ー唯サン
俺は出る気にもなかったが気になって出た
澪「もしもし」
「久しぶり〜美希おとといから退院しとよ〜
でも記憶はまだ・・・」
澪「そうっすかー良かったすね!美希におめでとうって言ってやってください」
俺は明るく話した
「美希と会う?」
澪「美希が思い出すまでいいですよー」
「でも美希が会いたいっいて・・彼氏の事覚えてないって最悪だって・・」
澪「美希がそう言ったんですか?」
「そうだよ・・今から会える?」
俺は迷った
唯サンに返事をし電話をきった
俺は歩きだした・・・・美希の元に・・・
美希は家の前に立っていた
澪「よっ!」
「こんばんわ・・」」
澪「どっか行こうか?」
「あ・・・・はい」
昔の美希とは全然違った
歩いてると1つの公園が見えた
澪「公園で話す?」
「はい」
俺と美希はベンチに座った・・
「あの〜澪クンは私の彼氏なんだよね?」
澪から澪クンになっていた・・
澪「そうだよ〜手つないだりキスもしたし俺の事も澪って呼んでた」
俺は言いながら泣いていた
「ごめん・・・覚えてなくて」
澪「美希のせいじゃないよ・・俺が悪いから」
「グスッ・・」
隣を見ると美希が泣いていた・・
澪「どうした?」
「だって最悪だなって思って・・」
俺はゆっくり美希を抱きしめた
美希は困ったような顔をしてた
澪「今だけこうさせて・・・」
「うん」
それから何分たったか分からなかった
澪「帰ろうかー」
体をはなし言った
「うん」
美希の家まで無言で歩いた
いつもなら、すぐ着いた家が長く感じた
家に着くと美希は家の中に入ろうとした・・
澪「美希・・・!」
「うん??」
美希はこっちを向き歩いてきた
澪「今までありがとう・・短かったけど楽しかったよ
このまま付き合ってても美希は幸せじゃないと思うから別れよう」
「ごめん・・・本当に・・」
澪「俺こそゴメンな!かんな楽しかったよ〜幸せになれよ!!」
「うん・・・」
澪「最後ぐらい笑顔になれよ!俺は美希の笑った顔が好きだったんだから〜」
「分かった、私こそ今までありがとう。。澪も幸せになってね♪」
美希はゆっくり家に入っていった
俺は久しぶりに美希の笑顔が見れた事が嬉しかった
それと最後に澪って言ってくれた事・・
俺は美希の幸せを願って家に帰った・・