婚約者を馬鹿にされたのが、どうしても許せなかったので
姉に言わせれば、わたくしは「頭が空っぽのつまらない女」らしい。口を開けばドレスやアクセサリーのことと、見目麗しい貴公子達との妄想にも似た恋の話、それから噂話とゴシップの話しかしないから。
でも、それの何が悪いのかわからなかった。だから正直にそう言えば、姉は見下した目でわたくしを見た。
「ミレイユ、ルイナ。お前達の婚約のことだが」
「またその話? いい加減にして、お父様。わたくしはつまらない男と結婚などいたしません」
朝食の席で父がおもむろに口を開く。姉はうんざりとため息をついた。
「先方が乗り気でな。我が家にとっても悪くない話なんだ」
「嫌と言ったら嫌です」
姉はいずれこの侯爵家を継ぐ。だから婿を取るのは当たり前のことなのに、縁談の詳しい話も聞かずに断り続けていた。
これでもう何度目だろう。父も母も、姉とこの家にふさわしい婿を一生懸命探してくれているのに、姉は頑なに首を縦に振らない。
……まさか姉はまだ、あの執事見習との関係を続けているの?
「お父様、今度はどこのおうちから釣書が届いたの?」
頭をよぎった嫌な想像を振り払いたくて、わたくしはつとめて明るい声で問いかける。
「ティロー伯爵家だよ。次男のエギル殿だ」
その名前を聞いて、胸の奥がつきんと痛む。だってエギル様は、わたくしがひそかに憧れていた方だったから。
でも、気づかれてはいけない。凍った空気を余計に悪化させてどうする。
「まあ! 近衛騎士のエギル様!? お姉様、エギル様は王太子殿下の側近で、とてもお美しくて優秀で──」
「くだらない」
なんとか姉をその気にさせようとお相手を売り込むも、姉は取り付く島もなかった。
「お父様、お母様。結婚相手ぐらい、わたくしは自分の力で見つけてきます。家名ばかり立派な無能を押し付けられて、誰かのつまらない見栄や権力欲に利用されたくないの」
まだ朝食の途中なのに、姉は朝食室を出て行ってしまう。姉に持ち掛けられたお見合いは、姉が釣書を見ることなく破談になった。
「はぁ。ミレイユは相変わらずだな」
「ミレイユのお眼鏡に適う殿方は、一体どこにいるのかしらねぇ」
両親は諦め気味に顔を見合わせる。そんな二人の視線がわたくしに向いた。
「お前はどうだ、ルイナ」
「え?」
「言っただろう。お前達の婚約の話だと。先方は、我が家の姉妹であれば相手はどちらでも構わないと言っているんだ」
「……お姉様の代わりに、わたくしがエギル様とお見合いをしてもいいということですか?」
父は頷く。これはいつもの我が家ではありえないことだ。慣習を曲げてでもティロー伯爵家との結びつきを作りたい理由が、両親にはあるのだろう。
エギル様がわたくしを気に入ってくださる保障なんてない。でも、たとえ短い間でも憧れの騎士様と話してみたくて、わたくしはどきどきしながら了承した。
*
お見合いの日は、よく晴れた風の気持ちいい日だった。冬の名残のせいで寒い日が続いていたけれど、今日は暖かい。もうすぐ来る春の前兆のようだ。
「エギル様、お初にお目にかかります。ルイナ・マーシアと申します」
「初めまして、ルイナ嬢。お会いできて光栄です」
三つ年上の騎士様は恭しく跪き、わたくしの手の甲にそっと口づけを落とす。
捧げられたのは、わたくしの髪の色と同じピンク色のラナンキュラスの花束。姉の髪はもっと濃い赤だから、偶然でなければこの花束はわたくしのために用意してくれたのだろう。
「素敵なお花ですわね。とても綺麗ですわ」
「貴方に似合いそうな花を色々と考えたんですが、どれも貴方の魅力の前では霞むと思ってしまって。結局、私の好きな花にしてしまいました」
花束を受け取ると、エギル様は照れたように笑う。どことなく冷たそうな、凛とした佇まいから、無邪気な少年の顔が覗いた気がした。思わず見惚れてしまう。
「わたくしも好きです、ラナンキュラス。趣味が合いますわね」
花束から一輪のラナンキュラスを抜き取り、エギル様の礼服の左襟に挿す。ふわりと雰囲気が柔らかくなった。
花束を侍女に預け、「一番素敵な花瓶を使って、わたくしの部屋に活けてね」と囁く。侍女は頷いて下がった。
「まさかエギル様とこうしてお話しできる機会をいただけるなんて、思ってもいませんでした。エギル様は宮廷中の令嬢達の憧れですもの」
「買いかぶりすぎですよ。こちらこそ、社交界の夢の宝石と呼ばれるルイナ様とゆっくり話ができるだなんて、今でも信じられません」
わたくしは曖昧に微笑むしかなかった。夢の宝石というのは、社交界でしか会えない、という意味だから。
華やかな社交界は好きだ。素敵な貴公子と踊ったり、友人の令嬢達とたくさんお喋りしたりできるから。
でも、どれだけわたくしが顔を広げても、貴公子達との縁談を両親が許可することはなかった。
だって、姉がいるから。姉を差し置いてわたくしが誰かに嫁いでは姉が可哀想だろう、というのが両親の見解だった。家を継ぐ姉が先に夫を見つけるべきで、わたくしは二の次。それが我が家のルールだ。
手のかかる姉と違って、わたくしならすぐに夫を見つけられるから……と両親は言うけれど、姉に付き合って婚期を逃していればいずれそうも言っていられなくなるだろう。
「黙っているのも貴方に失礼でしょうから、正直に打ち明けさせてください。ここだけの話ですが……実は少し、細工をしてみたんです」
「細工?」
「はい。素直に貴方宛の釣書を送っても、侯爵夫妻のお許しが出ないというのは先人達が証明済みです。そこで、お姉さんとルイナ嬢、指定をせずに縁談を持ちかけてみました。お姉さんの男嫌いは有名ですので、こうすればルイナ嬢と会えるのではないかと。私はみごと賭けに勝てたらしい」
「そうだったのですね……」
「お気を悪くされてしまいましたか?」
「いいえ。偶然がもたらしたこの出会いを、神に感謝しているところです。何かが少しでも違えば、わたくしはここにいなかったでしょうから」
両親がティロー伯爵家の縁談を姉で止めずにわたくしにも共有したのは、ティロー伯爵領で最近見つかった銀山が理由だった。
おかげでティロー伯爵領は好景気に沸いている。本人も王太子殿下の側近で、王家からの信頼が厚い近衛騎士なのだから、わざわざ無下にする必要はないということだろう。
それからわたくし達は色々な話をした。お菓子だとか服飾だとか、そんなわたくしのつまらない話を、エギル様は興味深そうに聞いてくれる。
知らない世界の話は勉強になると目元を和らげて微笑んでくれる騎士様は、普段宮廷で見ていたような生真面目で厳格そうな印象を覆したけれど、それは決して悪い意味ではなかった。
エギル様は甘いものはあまり食べないそうだけど、お紅茶は好きだという。お紅茶に合う、甘みの強くないお茶請けを一緒に探したいわ。そう誘うとエギル様は賛成してくださった。
「でも、貴方のおすすめのお菓子も食べてみたいです」
「では、次にお会いするときには用意いたしますわね」
わたくし達の第一回目のお見合いは、とても和やかに幕を閉じた。
それからわたくしとエギル様は、幾度となくデートを重ねた。
おすすめのティーサロンにお忍びで行ってみたり、エギル様と同じ馬に乗って遠乗りをしてみたり。エギル様のエスコートを受けてパーティーに出席したこともある。エギル様と一緒に踊っていると、余計なことを考えずに済んだ。楽しかった。
そして半年後、わたくしとエギル様は婚約した。
「氷像の騎士様と言われるお方だけれど、わたくしの前だとそんな素振りはちっとも見せないの。いつも優しく笑ってくださって、一緒にいると心がとても温かくなるのよ」
居間でエギル様に贈るハンカチの刺繍をしながら、わたくしは隣に座る母にエギル様の素敵なところを並べ立てた。すっかりエギル様に心を奪われたわたくしの話を、母は微笑みながら聞いてくれる。
でも、そこに姉が通りかかった。お気に入りの使用人を数人引き連れた姉。その中には、あの執事見習がいた。姉はわたくしを見て、小馬鹿にしたような顔で言った。
「伯爵家の次男に嫁ぐの? どうせならもっと上の相手を狙えばいいのに。社交界でちやほやされている貴方ならよりどりみどりでしょう?」
「どういう意味ですか、お姉様」
「そのままの意味よ。得意の媚を売る相手、間違っているのではなくって? 次男なんて継ぐ家もないじゃない。贅沢することしか興味のない貴方に耐えきれるのかしら」
姉はわたくしを値踏みするような目でじろじろと見ている。母が眉をひそめて注意しても、姉はどこ吹く風だった。
「貴方はわたくしと違って、頭もよくなければ弁も立たないんだから。他人に支えてもらわないと生きていけないでしょう? 貴方こそ嫁ぎ先は吟味するべきではなくって?」
姉は、この前わたくしがドレスを新しく仕立てたことが気に入らないのだろうか。それとも、エギル様からネックレスをいただいたこと?
「貧乏暮らしに耐えきれなくなって泣きついてきても、わたくしは支援しないわよ。貴方の騎士様にも言っておいてちょうだい。お金目当てなら他を当たってくださいと」
「エギル様はそのような方ではございません!」
わたくしのことは好きに罵ればいい。姉からの嫌味も罵倒も慣れている。でも、エギル様を馬鹿にされるのは許せない。
「お姉様。今の言葉、忘れないでくださいまし」
姉は鼻を鳴らしてどこかに行った。姉の専属の使用人達は、姉に何かおべっかを言っている。
わたくしは母にお願いをすることにした。
次期当主として姉がしているであろう領地経営の勉強を、わたくしもやってみたいと。
さんざん馬鹿にされたせいでプライドを傷つけられたと思ったのだろう。母は「お父様に相談してみるわね」と言って、わたくしの頭をいたわしげに撫でた。
わたくしの願いは、すぐに叶えられた。
「エギル様、もしもの話なのですけれど。……マーシア家に婿入りしてほしいと言ったら、どうします?」
「私の答えは変わらないよ。ルイナ嬢、貴方の隣こそ私がいたい場所だ。貴方が婿入りを望むのであれば応じるとも」
エギル様はあっさりと承諾してくれた。どうしてわたくしがそんな仮定の話を持ち出すのか、どう考えても邪魔になるであろう面倒な姉をどうするのか、何も聞かずに。
家のためになる相手と結婚するのは貴族の娘の義務だ。わたくしとエギル様の結婚も、その義務の一つ。
そしてわたくしは、エギル様にそれ以上の思いを抱いている。エギル様を愛しているのだ。義務をこなし、恋を叶える。貴族の娘としてこれほど素晴らしい、幸せなことがあるだろうか。
わたくしは姉が嫌いだ。
姉にこの幸せは、絶対に享受させない。
*
その日の友人達とのお茶会は、隣国から来た麗しの第二王子クレイズ様のことでもちきりだった。
二十歳になったばかりのその王子様は、お妃選びにこの国に来たという噂がある。今の王家には釣り合いの取れる年齢の未婚の姫がいないから、上級貴族の娘達にも希望があるというわけだ。
実はその第二王子クレイズ様とは、みんなより一足先に面識があった。エギル様が王太子殿下の護衛だから、その縁で紹介されたのだ。「彼女は余の腹心の婚約者だ、見惚れるのは仕方ないが決して手を出すなよ」と王太子殿下は笑っていたが、目は笑っていなかった。だから多分、クレイズ様がお妃を探しに来たというのは本当なのだと思う。
この中でクレイズ様と直接お会いしたことがあるのはわたくしだけだったから、みんなその時のことを聞きたがった。エギル様ほどではないけど素敵な方だったと伝えれば、友人達はきゃあきゃあと黄色い声を上げる。
「わたくしもルイナとエギル様のように愛し合える方と結婚したいわ!」
「大丈夫、きっとすぐに見つかりますわよ。それこそクレイズ様とか」
「氷像の騎士様を射止めるだなんてさすがルイナね」
「ありがとう。わたくしも、エギル様に見初めていただいて驚いているの。いつまでもエギル様に釣り合えるよう努力していくわ」
領地経営の勉強は順調。エギル様も、休日を我が領の視察と財政の把握にあててくれている。
最初はわたくしの負けん気から来るものだと思っていた父は、エギル様まで巻き込んだことに驚いていたけれど、悪い気はしていないみたい。
父がずっと息子を欲しがっていたことは知っている。現領主である父に素直に教えを乞うエギル様が、念願の可愛い息子に見えていてもおかしくないだろう。
ある日王宮で催された夜会に、姉は珍しく出席した。
つまらない男を嫌う姉。姉の視線は一点に集中していた。その先にいるのはクレイズ様だ。
姉はクレイズ様に近づいた。政治の話、経済の話、それから農地の話かしら。他の令嬢達ではできない話題をもって、クレイズ様の気を引いているらしい。話は盛り上がっているようで、楽しげな空気が外野からでも見て取れる。
「君のような聡明な女性に出会えるとはね」
「お褒めいただき光栄ですわ」
やがてダンスの時間になった。国王夫妻がファーストダンスを踊る。
姉はクレイズ様が自分を誘ってくれると信じて疑っていないだろう。
けれど、姉の思い通りにはいかなかった。
クレイズ様は姉に別れを告げ、他の令嬢に声をかける。わたくしの友人の一人の公爵令嬢だ。わたくしが以前言った通り、クレイズ様に見初められたらしい。彼女は頬を上気させ、嬉しそうに誘いに応じた。
「なっ……! ど、どうしてわたくしと踊ってくださらないのです!?」
「すまないが、僕はここに将来の妻を探しに来ているんだ。秘書官の募集もしていなくてね」
わたくしはエギル様に身を任せ、管弦の調べに従って踊り出す。
「わ……わたくしでは妻の座にふさわしくないということでしょうか。一体何故」
「どれだけ優秀でも、使用人とふしだらな行為に励む未婚の令嬢なんて、人間性を疑うからだ」
しつこい姉にうんざりしたのか、クレイズ様は眉根を寄せた。公爵令嬢の手を引いて、音楽に合わせて踊りながらその場を離れる。
優雅な調べでも消せないざわめきが、姉を中心に広がっていた。
姉の秘密をクレイズ様に打ち明けたのはわたくしだ。
温室で唇を重ね、あられもない姿で睦み合い、嬌声を上げていた姉。相手はお気に入りの執事見習だ。
衝撃的なあの光景は、一年経った今も最悪なことに網膜に焼きついている。
まさかわたくしがその光景を見ていたなんて──見下していた妹に秘密を暴かれるだなんて、姉は思いもしていなかっただろうけど。
姉が頑として婚約者を選ばなかったのは、きっとあの執事見習のせいだ。
温室での逢瀬の他にも、二人は人目を忍んでは幾度となく主従の一線を越えていた。
姉の部屋にあった秘密の恋文も、執事見習が持っていた分不相応なほど高価な品々も。二人の愛を証明しそうなものは、わたくしがこっそり集めてクレイズ様と王太子殿下に見せてしまった。
だって、他に恋人がいる令嬢をクレイズ様が見初めてしまったら、誰にとっても不幸なことになるでしょう?
自分が侯爵家の当主になれば、両親を隠居させてあの執事見習を婿に取れると思ったのか。それとも、誰にも文句を言わせない完璧な貴公子を婿として迎えて、執事見習のことは愛人として囲い続けるつもりだったのか。それはわたくしにはわからない。
けれど一つだけわかることがある。姉はもう、マーシア侯爵家の次期当主の座にはいられない。真っ赤な顔でずんずんと姉のもとに歩み寄っていく父がその証明だ。
父は姉を引きずって大広間を出て行った。慌てる母は「ルイナは心配しないでね」とわたくしに声をかけ、父の後を追っていく。
「マーシア家の醜聞は、面白おかしく語られてしまうでしょうね」
「それはどうかな。君のお姉さんの過ちを、私達が引き受ける理由はない。……仮に流言が君に牙を剥くなら、私がその悪意のすべてから君を守るよ」
エギル様は微笑んだ。わたくしが仕掛けた、このちょっとした細工なんて、彼はすべてお見通しだ。それでもエギル様は、幻滅せずにわたくしの手を取ってくれる。
*
クレイズ様はあの公爵令嬢をいたく気に入って、妃として迎え入れることにしたらしい。
彼女はわたくしにとても感謝していたけど、クレイズ様を射止めたのは彼女の努力の結果だ。きっと愛し愛される幸せな二人になることだろう。
彼女の口添えもあり、マーシア家の恥の話はすぐに下火になった。元からマーシア家には、わたくし以外の娘などいなかったことになったというのも大きいだろう。
「お願い、話をさせてちょうだい!」
エギルと観劇に出かけて帰ってくると、タウンハウスの前に妙な女がいた。思わず顔を見合わせる。エギルが先に馬車から降りた。
「一体何の騒ぎだ」
「申し訳ありません、旦那様!」
女を取り押さえていた警備員が事情を説明するより早く、女は馬車の中のわたくしに気づいて喚き散らす。ため息をつき、馬車から降りた。エギルが背に庇ってくれているので大丈夫だろう。
ぼろをまとった、みすぼらしい女だ。
手足は痩せ細っているのに、腹部だけ少しふっくらしていた。長かった赤髪は男のように短く刈られている。きっと売ったのだろう。
「ルイナ! お父様とお母様を呼んでちょうだい!」
「軽々しく名前を呼ばないでくださるかしら」
あの執事見習は鞭で打たれて屋敷から叩き出された。姉が勘当されて、着のみ着のままで追い出されたのと同じ夜に。
二人ともどこかで野垂れ死ねと怒鳴った父の怒りは相当なものだった。取り次ぎなんてできるわけがない。
「そんなひどいことを言わないで。二人だけの姉妹でしょう? ねえ、見てよ、わたくし、お腹に赤ちゃんがいるの!」
「頭がよくて弁が立つのですから、ご自分でなんとかしてはいかが?」
思わず笑ってしまう。まさかこの女が、情に訴えるだなんて。
「お腹の詰め物を取ってあげて」
警備員に声をかけた。警備員がいぶかしげに女の腹をまさぐる。
女は必死で抵抗するが、幾重にもくるまれた布と古新聞を取り出されるとやっと観念したようだ。お腹をぺたりとへこませて、女は悔しそうにわたくしを睨みつけた。
ああ、怖い。エギルに視線をやると、エギルは笑顔のまま頷いてくれた。
きっとこの恐ろしい女が二度とわたくしの人生に登場しないよう、彼は素晴らしい細工をしてくれることだろう。
「お金目当てなら他を当たってくださいな。どのように泣きつかれても、わたくしは支援などいたしませんわ」




