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臆病勇者の憂鬱  作者: さらん
第5部:ご指名クエストとテイマー様編
48/59

第46話:目出度く受注しましたのうた


「「「「ど、どらごんのたまごお!?」」」」

たまごお……。

まごお……。

お……。


キョトンとしている一人を...除いたメンバー全員のユニゾンが、会議室に木霊する(気分を表現してみました(てへっ)。


「……まあな」


(イヤイヤイヤイヤ、ムリ。なにがなんでもムリ。絶対ムリにきまってるんだからネっ!!)


「『まあな』って、なにとぼけたフリしてんのよ。そんなのムリに決まってるじゃないのっ!!聞いたらなおのこと、受け付けられないわよ。まだ、死ぬのはゴメンだわ」


と言っているのに


「え、なんでムリなの?やってみないと分からないじゃん。やってみようよ」


全く、空気を読んで下さらないんだから!!


「なら、あんた一人でやってきなさいよ。あたしは、行かないわよ」

「まあなあ、今回はリーダーに賛成だぜ。卵盗んでくるのは流石にムリがあるだろ」

「ですよねえ、それに、お母さんから卵を勝手に貰ってくるのも、抵抗ありますう」

「それなら、いっその事討伐してこい、て方がまだ可能性あるぜ」


なんか、不穏なコメントが聞こえた気もするけど、まあ、概ね同じ意見よね。


「まあ、聞けよ。今度のご依頼はな、あのエラソウ大公閣下のものなんだ。ギルドとしても、無下に出来ないんだよ。ギルドも王国から独立した組織ではあるんだがな、それでも、そこまでのお偉方を相手には、それなりに礼を尽くす必要もあってなあ……。俺の首のためにも、一つ頑張ってくれや」


……。


「……で、本音は?」

「いや、これがまた、かなり金払いがよくてなあ。ちょっとやそっとじゃ、得られない金額なんだよな。ガハハハ。これで、ギルドの運営もな、安泰ってもんだ。当然、お前達の報酬も……。分かるだろ?あの大公様も、話しが分かるってもんだな。ガハハハ」

「おいおい、結局金だってよ。天下のギルマス殿もよお……」

「いや、この流れは不味いぞ」

「はい、ヤバいですう。リーダーの目が、お金になってますう」


「やるわっ!!詳しく説明なさいよっ!!特に報酬について」


「「「……マジか」」」


「よし、言質はとったからな。今更撤回は認めんぞ」

「はっ。しまった、つい……」


「「「おいおいおい、マジでダメなやつだ、これ」」」

「だって、大金よ。大金ゲットのチャンスなのよ!!誰だって、心踊ってしまうのよ。これは、仕方ないわ。うん、仕方ない」


「やっぱりやるんだね、マリネ。僕、マリネなら、そう言ってくれると思ってたよ。やった〜っ!!」


次の依頼の受注が目出度く決まりました(まる)


タイトル通り、受注しました

おめでとうございます(笑)


仕方ない、仕方ないんです

マリネ姉さんなので、多分大丈夫ですとも

期待して待っていましょう


では、また(っ'~')っ

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