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ツムギの実験ノート

創術屋ツムギのスローライフに出てくるツムギの行った実験のまとめです。

本編のネタバレを含むので、ご注意ください

物語にそって少しずつ加筆・修正していきます。

実験ノート:スライムジェルの均一な塗布方法


1. 実験目的


ミストウールにスライムジェルを均等に馴染ませる方法を検証し、柔らかさと弾力を両立する適切な加工手法を探る。


2. 実験方法


1 スライムジェルの直接塗布

ミストウールにスライムジェルを直接垂らし、揉み込んで浸透させる。


2 スライムジェルの量を調整した塗布

少量ずつスライムジェルを垂らしながら慎重に揉み込む。


3 霧吹きを使用した塗布

スライムジェルを水で薄め、穴の大きい霧吹き道具を使って均一に吹きかける。スライムジェル10に対して水1の割合で薄める


3. 実験結果


1 スライムジェルの直接塗布

結果 ジェルが羊毛に過剰に染み込み、布がベタベタになった。指の間から液体が滴り落ちるほどになり、クッション性が失われる。

考察 直接塗布ではジェルが一箇所に集中しやすく、均等に広げるのが難しい。


2 スライムジェルの量を調整した塗布

結果 染み込みが足りず、布の表面にジェルが固まり、硬い部分ができる。

考察 量を減らしても均等には馴染まず、適切な浸透方法が必要。


3 霧吹きを使用した塗布

結果 霧吹きでジェルを吹きかけると、薄い膜のように均等に広がり、ベタつきがなく、適度な弾力が生まれた。

考察 霧状にすることでスライムジェルが均一に布全体へ馴染み、最適な仕上がりとなった。


4. 結論


スライムジェルを直接塗布すると過剰に染み込みすぎたり、逆に馴染まなかったりする問題が発生した。

霧吹きを使用することでジェルが均等に広がり、ミストウールの柔らかさを損なわずに適度な弾力を付与できることが確認された。


***


実験ノート:ミストスライムウールの加工方法


1. 実験目的


ミストスライムウールの柔軟性を維持しつつ、接着強度を向上させるための加工方法を探る。


2. 実験方法


1 ドゥームスライムの粘液の混合

スライムジェルにドゥームスライムの粘液を少量ずつ混ぜ、粘度と弾力の変化を検証。


2 熱圧着による接着強化

ドゥームスライムの粘液を混ぜたスライムジェルを布に塗布し、温度調整板で低温から徐々に加熱して接着強度を確認。


3. 実験結果


1 ドゥームスライムの粘液の混合

結果 : スライムジェルに少量のドゥームスライムの粘液を加えることで、粘度と弾力が向上。ただし、分量によって仕上がりに違いが出た。

試行結果

スライムジェル100gに対してドゥームスライムの量

10滴 : ジェルが柔らかすぎて流れ出してしまう。

30滴 : 弾力が増したが、時間が経つと硬化しすぎる。

15滴 : 適度な粘度と弾力を持ち、しなやかな仕上がりに。


2 熱圧着による接着強化

結果 : ドゥームスライムの粘液を含んだジェルを塗布後、低温から徐々に加熱することで、布同士がしっかり接着。適度な弾力を維持しつつ、剥がれにくい仕上がりに成功。

評価 最も安定した接着方法となり、ポシェットの補強材としての適性が高い。


4. 結論


ドゥームスライムの粘液を適量混ぜることで、弾力と接着強度のバランスが取れた。

熱圧着による加工が最も効果的で、柔軟性と耐久性を両立できる方法となった。


この方法をポシェットの補強に応用し、さらなる耐久性テストを行う予定。


***


実験ノート:属性光源と硬化の関係


1.実験方法

樹液10:月影石の粉1を混ぜた液体を属性発光器を使い、それぞれの属性の光を当てた場合の変化を確認する。


2.結果

・光属性の光を当てる

1分ほど で樹液が硬化し始めた。

表面は滑らかで透明度が高く、美しい仕上がりだ。

・火属性の光を当てる

光属性ほどの即効性はない。

10分ほどでしっかり固まった。透明感もそこそこ維持されている。

・風属性、土属性、その他…

全く変化が見られず、硬化は確認できなかった。

・闇属性の光を当てる

1分ほどで硬化はしたものの、表面が濁り、不透明な仕上がりになった。

ツルリとした仕上がりではなく、わずかに曇ったような質感。


***


実験ノート:月影石の粉の量と粘度の関係


1.実験方法

樹液10に対して、月影石の粉を異なる割合で混ぜ、粘度の変化を確認する。


2.結果

・樹液10:月影石の粉1

さらりとした液体。粘度はミルクほど。

細かい流し込み成形、コーティングに適していそう。

・樹液10:月影石の粉3

ややとろみが強くなり、ハチミツ程度の粘度。

普通の流し込み成形に適していそう。

・ 樹液10:月影石の粉5

もったりとした感触。のせた瞬間は形を保つが、時間によってどろっと垂れてくる。

液体を盛って使うのに適していこう。

・ 樹液10:月影石の粉7

かなり固め。まるで粘土のよう。

立体的な造形が可能かもしれない。

・ 樹液10:月影石の粉10

ほぼ固形。形を作る前にすぐにまとまる。

繊細な造形には向かないが、頑丈なパーツ作りには使えそう。


***

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