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【シーフが訪れるそれは死の宣告】  作者: 鳴瀬 春
キャラクター紹介
1/53

生きるために

僕は幼いころから生きることに必死であらゆる『モノ』を盗んできた。そうでもしなければ奪われてしまうからだ

 

ここで問いたい:世の秩序に従い盗みを働く者は瞬く間に罰せられる。

だが、ほんの一例を出してみたい。ある一人の坊やがいる。その子供は家がとても貧しい家庭で

その日を生きるのだけでも精一杯だった。父、母に兄弟は13人 坊やは兄弟の中で末っ子 貧しいながらも幸せな家庭だった

だがある日、父親は何者かに殺された。

一家は希望を失い始めてしまっていた。

だが、坊やは生にしがみ付くことを諦めなかった。兄弟が1人また1人と死んでく中、盗んで盗んで盗んで【幾年】経っただろうか気づいたら坊やは1人になっていた。

彼の生きてきた環境には情状酌量の余地がある。

だが神々は貧乏人だろうが金持ちだろうが真っ当に生きようが醜く生きようが平等に命を没収してしまう。

理不尽だと思う人もいるだろう。

だが、現実はそう甘くなく理不尽という刃を兼ね備えた鎌で命を抉りとってくる。人はそれに逆らうことができず、それが自然の摂理などだと受け入れることにしている。

理不尽という暴力は自然の摂理を直接に受けた人間にしか痛感できないもので理不尽を押し付けるものからすればそういった悲劇の感情など知る由もない

だからこそ理不尽といった悲劇の連鎖は消滅しないのだろう

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