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眠れぬ真夜中

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

オチのない雰囲気小説です。

「なんだ、君も眠れないのか」

振り向くと、一匹の黒猫が居た。肩上までの黒のセミロングに、黒のポンチョ。時折激しく震える黒い獣耳は、此方の話に耳を傾けているから。

時折こうして幻覚を見る。飼っている黒猫が、齢十五の少女になって、黙って此方を見てくる。今回も、そんな夜だった。

「良い夢よ。悪夢だけど」

彼女は赤い唇を鷹揚に動かして、目の前の椅子に座った。私が飲んでいるホットミルクに釘付けになる。どうやら彼女も欲しているらしい。

黙って立ち上がってキッチンへ。冷蔵庫から牛乳を出して火にかける。真昼間に日向で仰向けで眠っていた黒猫に、夜も仰向けで眠れる配慮を施す。彼女はその光景をじっと見詰めていた。

「どんな夢を見たんだ?」

「紳士的で、控え目で、時折気狂い起こす顔のいい青年に、殺される夢。……だった気がする」

彼女は瞬き一つせずそう言った。視線を合わせようとしても、さり気なく逸らすのは猫の本能故か。そこに恐怖の色は無かった。夢から覚めて、大半の事を忘れてしまったからそうなのかも知れない。

「よくわからないな。良いも悪いも」

「夢とはそう言うものよ」

気が変わって、私が口を付けていたホットミルクに手を伸ばす。時折此方の様子を伺って、三角形の耳を戦慄かせて手元に引き寄せるのは、此方の反応が見たいからだろう。

「もうすぐ出来るぞ」

「遠慮しておくわ。だってあんな夢を見た後だもの。それに私は猫舌だし。また気狂い起こして誰か勘違いしてる?」

「そうだった。□□お嬢様」

ホットミルクをカップに注ぐ。出来たては私が戴くとしよう。そうしてリビングに目を向けると、獣耳を生やした少女の姿はなかった。代わりに居たのは美しい黒猫。彼女は私の足元に擦り寄ると、小さく『にゃあ』と鳴いた。

存在するのは出来たてのホットミルクと、温くなった飲みかけのホットミルク。抱えて温い方を差し出すと、手を使って拒否してきた。

「私が君を殺す筈が無いだろう」

最近よく悪夢を見ます。

良い夢なのか、悪い夢なのかも覚えてません。

推しにも似たところがある事だけが救いです。


夜中に眠れなくてホットミルク飲んでたら、飼い猫が猫耳少女になった幻覚をみたという話。

この幻覚をよく見る青年の話。

なんならこの黒猫とは何時も一緒に寝てます。

居ないから探しに来たんだと思います。


殺した相手というのは、遠回しに彼女の口から伝えてます。

この青年、飼い猫相手に敬称付きで読んでます。

日本語の『○○さん』とかではなく、『マダム○○』みたいに。


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