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TAKAMURA  作者: 大隅スミヲ
空亡
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余談、空亡について

 今回の話のタイトルともなっている『空亡そらなき』について少し。


 空亡とは、百鬼夜行ひゃっきやこうの最後に現れる太陽の形をした物の怪といった感じで紹介されています。

 しかし、数々の百鬼夜行絵巻などを見ても、空亡については触れられてはいなかったりしているのです。


 では、空亡とは一体何なのか。


 実は空亡とは、ごく最近に百鬼夜行の最後に登場する物の怪として認知されたものであり、後付け設定だったりします。

 百鬼夜行絵巻などの最後に描かれている太陽の図。

 この太陽の周りには黒い奇妙なものが描かれており、これが実は物の怪なのではないかという話になって誕生したのが空亡だそうです。


 実際には、百鬼夜行は朝になったら消えてしまうという意味合いで描かれていた太陽の存在でしたが、それを現代人が見て生み出してしまったのが「空亡」の存在なのです。

 たしかゲームか何かで、一躍有名になってしまったんですよね「空亡」は。


 TAKAMURAは平安初期の話ではありますが、ファンタジー小説でもありますのであえてこの空亡を採用させていただきました。

 空亡は「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきたバックベアードと似ているらしいですが、まったくの別物です。


 今回、TAKAMURAでは、空亡を百鬼夜行を終わらせる存在ということでそのニュアンスを採用して、空海の真言、大日如来の力という形で使わさせていただきました。


 引き続き、TAKAMURAをお楽しみいただければと思います。

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