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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2017年9月

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2017.9.10 日曜日 河合先生への日誌 スマコン

 今日は伊藤の誕生日でした。いつものとおりうちでパーティを開きましたの。先生もいらっしゃったらよかったのに。

 伊藤は元気がなさそうでした。弟さんが家で暴れて警察が来て、施設送りになったそうです。前から病気だろうとは思っていましたけど。見方を変えれば、しばらく家が静かになっていいじゃないと申しましたら、

「あの母親と二人で家にいるの嫌」

 ですって。なら私の所にしばらく泊まりなさいなと申しました。高谷と奈良崎が慌てている様子が面白かったわ。こちらには何の下心もないというのに。

 伊藤は家族のことで悩んでばかりいるので、もう少し自分のことを考えなさいなと申しました。どうせ大学に行けば家を出ることになるのだし、弟さんは自分で自分の人生をなんとかすべきなのであって、家族に当たり散らして暴れるなんて筋違いも甚だしいのです。何を考えているのかしらね。わめいて暴れればまわりがなんとかしてくれるとでも思っているのかしら。甘ったれだこと!

 保坂が広間に華やかな電飾を施してくれました。札幌のホワイトイルミネーションのようにきれいになっています。写真を添付します。




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