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2015.11.5 河合先生への日誌 杉浦
谷崎作品を何冊か借り、伊藤ちゃんの勧めで、『お遊さま』のDVDを観ました。
文学や映画には詳しい僕ですが、正直言ってこの映画は好きじゃない。泣く場面が多いからかもしれない。会話にも、僕の知能をくすぐるようなウィットが感じられないのです。自己犠牲を涙ながらに強調されても、迷惑だ。時代の違いもあるのでしょうが。古い映画でも『東京物語』は違和感を感じない。今も変わらない、家庭内における問題を扱っているからでしょう。伊藤ちゃんは嫌いなようですが。
先日、佐加が僕の家に来て、母とヨギナミの話で盛り上がっていました。二人とも声が甲高いので読書の邪魔です。それにヨギナミが可哀想だ。
友達ならむやみに言いふらすもんじゃない。
そう思いませんか?




