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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2017年2月

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2017.2.18 土曜日 河合先生への日誌 佐加美月

 今日平岸家行ったさ。

 あかねがヨギナミの悪口言っててやな感じ。

 サキも嫌がってた。

 サキ、研究所に行くのやめたらしいよ。

 高条が嫌がるんだって。そりゃそうだよね。

 でも、サキが本当に好きなのは、

 所長だと思うな〜。

 高条は結城さんを疑ってるみたいだけど、

 あの人あからさまにかっこよすぎて、

 かえって近づきにくい感じがする。

 気になったから帰りに行ってみたんだけど、

 鍵かかってたからさ、

 窓の方に回ってみたら、猫がこっち見て鳴いてた。

 そしたら所長が出てきたんだけど、

 めっちゃ嫌そうな顔してた。

 うち嫌われてるんだよね〜。所長には。

 おっさん出てこないかなと思ったんだけど、

 午前中ヨギママのお見舞いに行ってたらしいよ。

 最近すごく落ち込んでてさ、

 話しかけてもろくなこと言わないんだって。

 つらいんだろうな。

 おっさんヨギママのこと本当に好きだから。

 上から暗い曲が流れてた。

 こんなん聞いてて平気なのって所長に聞いたら、

「もう慣れた」だって。

 あの2人もなんで一緒に暮らしてるか謎だね。

 あかねが言うみたいに、本当はつきあってたりしたら大変だよね。

 うちでも時々妄想したくなってくる。

 数学の補習やだな〜。

 でもサキも一緒だから帰りに遊べる。

 それは楽しみ。




 

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