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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2017年2月

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2017.2.11 土曜日 河合先生への日誌 杉浦涼

 うちには今、星くんという男の子が泊まっています。母の幼稚園の園児なのですが、母親が迎えに来なかったのです。母の話では、いつも遅れて最後に迎えに来る人で、話しかけてもあまり反応がなく、何かおかしいと思っていたそうです。病気かもしれません。警察には通報しましたが、夜になっても来ないので、星くんは今うちで寝ているわけです。母親がいないのに泣きもせず、僕が絵本を読み聞かせているうちに眠ってしまいました。手のかからない子だ。しかし、何かおかしい。

 身内や親戚も他にいないようで、夫もいないし、祖父母が迎えに来る様子もない。元々孤立していたのかもしれませんね。明日になっても母親が出てこなかったら、カフェにでも連れて行ってやろうと思っています。高条に連絡したら、母親らしき人を見たら連絡してくれると言っていました。

 先生が住んでいる付近で、見慣れない髪の長い女の人を見かけたら知らせてください。背は僕と同じくらいで、痩せ型だそうです。




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