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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年11月

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2016.11.29 火曜日 河合先生への日誌 保坂秀人

 今日は奈良崎保くんの誕生日です!

 バースデープリントあざーす!めっちゃ笑いました。あいつの普段の言動が教科書みたいに書いてあって、『先生の気持ちを選択しなさい』って書いてある。僕も欲しかったですあれ。本人は『俺こんなことしてたっけ?』と言ってました。自覚ないんすよ本人。先生が悲しんでいるのにも気づいてないんすよ。

 奈良のとっつぁんの友達がたくさん来て、パチンコの景品を大量に置いていきました。近所のおばちゃん達もお菓子をくれました。食べきれない分は明日学校で配ります。とっつぁんとエリカさんの人気は絶大です。息子も2人のヤバさを完全に受け継いでいるので人気があります。高谷が「この親子漫才何だよ?」と言っていました。一家揃ってお笑い芸人のようです。伊藤ちゃんが「ここの家に生まれたかった」と言っていました。去年も同じこと言ってたと思います。

 うちは家族全員が無言です。他人が3人同じ家に住んでいるようなものです。お互いに関わらないということで父と母は話をつけたようです。たぶん、裁判も取り下げるでしょう。そうしてくれないと困ります。あの騒ぎは何だったのかと腹が立ちますが、言っても無駄な相手だということはよくわかっています。

 いろいろとご心配をおかけしました。





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