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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年11月

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2016.11.11 金曜日 河合先生への日誌 伊藤百合

 今日は保坂の誕生日でした。パーティは奈良崎の家でやりました。自分の子の誕生日くらい顔を出せばいいのに、お父さんもお母さんも出てきませんでした。私はいいんですけどね。会いたくないから。でも保坂はどう感じてるんでしょうね。

 保坂は、あまり本心を顔に出さないじゃないですか。いっつも明るくふざけてて、だから余計に心配なんですよね。

 スマコンがまた余計な占いをして、高条とケンカになりました。高条は占いとかスピリチュアルが好きじゃないみたいで、スマコンとは相性が悪いですね。なだめに入った高谷は疲れちゃったらしくて、後半ほとんど寝てました。残りの男子3人はずーっとゲームしてたんですけど、そのゲームが人を撃ったり刺し殺したりするちょっと怖いものだったので、私、ああいうのが悪い影響を脳に与えないか、ちょっと心配です。

奈良崎のとっつぁんとエリカさんは本当に面白くていい人達です。私、ここの家に生まれたかったなあって、去年も同じこと書きましたか?奈良崎に言うと変に誤解されそうなので黙っています。でも本当にいいなあと思います。

 うちは相変わらずです。弟は引きこもり。母は怒鳴り、父は何もしません。私は家で聖書や、新刊書を読んでいます。本が家族です。



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