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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年10月

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2016.10.29 土曜日 河合先生への日誌 藤木辰巳

 悔しいです。今年も佐加にスルメを盗まれました。親父や妹と協力して十分に見張っていたにもかかわらずです。佐加が、

「やばい!サキとあかねがケンカしてる!」

 と叫んだのでうっかり気を取られてしまいました。平岸の服装があまりにも過激なので新橋が注意したら殴りかかられたそうです。新橋がかわいそうですよ。平岸のあの服装は本当にひどいです。浜の人はみんな目のやり場に困ってます。ミイラに化けている佐加の方が大人しく見えるんですから。

 保坂がまた射撃で百発百中して、景品のゲームをくれました。知らない子がうさぎのぬいぐるみをほしがっていたので取ってあげていました。あいつはいい奴です。

 スルメの売れ行きはとても良く、去年に比べると売り切れるのも早かったんです。でも、店を片づけていたら杉浦の詩吟の会に捕まりそうになり、ホンナラ組と一緒に全力疾走で逃げました。なぜ楽しい祭りで古典の試験みたいなことをさせられなきゃいけないんでしょうか。杉浦は何が楽しくてあんなことをしているのか、全く理解できません。


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