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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年10月

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2016.10.16 日曜日 河合先生への日誌 保坂秀人

 母が退院しました。久しぶりに家に帰ったらホコリだらけで、まず掃除をしなくてはいけませんでした。父は帰っていないようでした。水道の水も濁っていました。母は何もする気力がないようなので、一人でセコマまで行きました。久しぶりに横溝店長に会って、漬物を分けてもらいました。

 ここからは愚痴です。すみませんが聞いてください。

 母が、与儀の奥さんを訴えると言い出しました。

 俺は「それをやったら絶交する」と言って止めました。

 悪いのは親父なんだから離婚するときに慰謝料を取れよと言いました。でも母はあくまで「あの女を痛めつけないと気が済まない」と言うのです。病気は治ってませんでした。なぜ退院したか?病院内での態度が良かったからです。医者を騙したんでしょう。

 僕は正直どうしていいかわからず、ヨギナミにはまだ話していません。与儀の奥さんは父とはもう別れたと言っているそうですが、それで納得するような母ではありません。どうしたらいいか、本当にわかりません。

 何とか説得してみるつもりです。

 暗い話ですみません。



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