2016.9.15 木曜日 河合先生への日誌 新橋早紀
伊藤さんの勧めで『わたしの外国語学習法』を借りて読んでいました。元の本は1981年に出ていて、冷戦時代です。伊藤さんが教えてくれたのですが、この時代に東欧で書かれたせいか、この本にはソ連に遠慮しているような、体制の批判にならないように気をつけているような箇所がいくつかあるんです。実際読んでみるとわかります。伊藤さんが言うには、昔の本を読むときには、当時は今とは違う考えが常識だったことなど、時代背景も考慮しないと、今とは合わない部分があるとのことでした。
それにしても、今のようなインターネットや学習アプリもなく、音声教材も少なかった時代に、16カ国語を身につけて、日本語の通訳までしていた女性がいたというだけでもすばらしいことです。私も外国語をもっとやりたくなってきました。でも今は英語で手一杯です。大学に行ったら、第二外国語はドイツ語にしようと思っています。でも、まず大学に受からなければいけないし、その前にどこに行くか決めなくてはいけませんよね?
進路を決めるのは、どうしてこんなに難しいんでしょうね。これといって得意な分野がないせいでしょうか。あかねみたいに芸術(BLを芸術と言っていいのかどうかはともかくとして)一筋と決めている人は、ある意味悩まなくて楽なのかもしれません。私は自分が何に興味があるのかすら、まだ模索中なのです。




