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2016.9.13 火曜日 河合先生への日誌 奈良崎保
試験の日に日誌書けって言われても、
何も書くことないですよ。
どうやって200字埋めればいいんすか?
数学はわかりませんでした。
英語もわかりませんでした。
世界史は少しだけわかります。
あとの教科はそこそこできました。
もう書くことないじゃないですか。
うちの親父とエリカは保坂を心配して、
研究所に様子見に行こうかとか言ってますが、
あんな剛毛が来たら、
所長は絶対嫌がりますよ。
スマコンは、保坂はしばらく迷い続けるだろうと、
そう予言しています。
伊藤ちゃんはなぜか保坂をうらやましがっています。
早く家を出たいそうです。
俺も剛毛の家から早く独立したいです。




