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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年8月

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2016.8.26 金曜日 河合先生への日誌 須磨今

 これはとても重大なことですので、先生にもお伝えせねばなりません。

 新橋さんと高谷には、幽霊が取りついています。

 いえ、スピリットと言うべきかしら。

 高谷についているスピリットは中年の教師です。彼を守り、導く存在です。わたくし、その先生とはじかにお話もしました。とても良い方でしたわ。あの方は特に問題ないでしょう。

 問題は新橋さんです。新橋さんについているのは同年代の女の子ですが、この方は少々厄介です。時々、新橋さんの体を乗っ取って、学校で悪さをしているのです。主に生前の未練のために。不幸な事件に巻き込まれて、若くしてお亡くなりになったのです。

 ですから、新橋さんがおかしなふるまいをしても、それはゴーストの仕業であって、ご本人がやっていることではないと知っておく必要がありますわ。

 信じられないとお思いでしょうね。普通の人間にはスピリットもゴーストも見えないし、違いもわからないのですから。でも本当にいるのです。どうか信じてくださいまし。先生が味方になってくれるかどうかで、今後私達と彼女達が上手くやっていけるかどうかが決まってしまいますから。

 お願いいたします。




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