2016.8.22 月曜日 河合先生への日誌 杉浦涼
2学期が始まりました。高校3年のうちの1年半が過ぎようとしている。この折り返し地点において、僕は改めて考え直してみました。我々は受験生だ。もちろん勉強しなくてはならない。しかし、卓上の勉強だけでは人は成長しない。夏休み中のアルバイトで、僕は体を動かすことの大切さを学びました。いや、自分の体力のなさを自覚したと言った方がいいのかもしれません。
そうです。今の僕に足りていないのは運動であり、修練です。江戸や明治の人間は、一日に何十キロも平気で歩いたという。今のような車や交通手段はなく、手紙も飛脚が自らの足で運んでいたのです。先人は知性だけでなく、体力も当たり前に持っていた──江戸時代の資料を点検していて、僕はその事実に思い当たりました。これから毎日歩きます。なんなら第1グループで競歩の会を作ってもいい。ただし、ヨギナミは今でも十分歩き過ぎているので、つきあわせるにはしのびない。まずは1人でやってみて、そのうちクラスの男子に声をかけようと思います。




