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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年7月

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2016.7.11 月曜日 河合先生への日誌 須磨今

 先生もお分かりでしょうけれど、このクラスには家庭運に恵まれない方が多いようですわね。保坂とヨギナミは言うまでもなく、伊藤も少々頭のおかしい弟がいて苦労しているようですし、新橋さんにも似たオーラを感じます。新橋さんが久方さんの所に通っているのは、おそらく、家族的な仲間を求めてであって、高条が懸念するような愛人関係ではありません。男子ってどうして女の子の話になるとそんなことばかり想像するのかしら。いやらしいわね。

 先日、父が北見市の知人を訪ねまして、ハッカの精油をお土産にくださいました。魔除けに使えますの。父は強引に回転寿司に連れて行かれ、ネタの大きさに驚いたそうです。秋倉にはこれといった特産物はなく、『倉まんじう』と『ハスカップ』くらいしか売りがないですから、父は他の大きな都市とコラボレーションを考えているようです。わたくしはそれより、もっと若い人が町に残れるような職場が必要だと申しております。みんな、学校を出たら、旭川や札幌、東京方面に出ていってしまうでしょう?わたくしも札幌に行くつもりです。本格的に占い師としてひとり立ちしなくては。シンカ先生も大丈夫とおっしゃっていました。

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