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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年6月

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2016.6.14 火曜日 河合先生への日誌 杉浦涼

 最近佐加が、高谷に幽霊が取りついているなどと言い張っています。大変嘆かわしい。スマコンの影響を受けたのだろうか。あの二人は仲が悪いはずですが。ヨギナミまで佐加に同調しているのも気になる。高谷本人も否定する様子がなく、話を合わせているようだ。何を考えているのか僕には理解しがたいものがあります。

 学校祭の展示に向けて、明治、大正の人々の暮らしを調べています。使われていた道具類を調べると、当時、アイロンは電気ではなく、石炭などを入れた金属製の容器やスプーンのような形状のものだったことがわかります。昔の家事は今に比べてはるかに重労働で危険も伴っていた。そういえば以前読んだ外国の本に、ろうそくの火が服に燃え移って焼け死んだ奥さんの話がありました。100年ほど前のものでした。今では老人すら、ガスコンロの火を怖がってIHに変えたがるという話を聞いたことがあります。確かに火災の危険はある。しかし、何か物悲しい。先生もそう思いませんか?


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