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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年5月

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2016.5.17 火曜日 サキの日記

 朝五時に起きた。窓からの光がとても柔らかく感じた。所長にメールしてみたら、もう起きていたらしく、


 同じ光がここにも来てるよ。


 と、いつもの窓辺の写真が送られてきた。いつもと同じ、だけど違う今日。

 早く起きすぎたせいか、学校ではものすごく眠かった。帰りまで眠くて、今日はまっすぐ部屋に帰って寝ていたら夕飯の時間を過ぎてしまって、あかねが怒鳴り込んできた。


 寝る子は育つってよく言うからねえ。


 平岸パパは笑っていた。

 前に読んだ外国の本には、思春期の子供は朝起きれない傾向があるから、そこにもケアがいると書いてあった。なぜそんな重要なことが日本の学校には伝わっていないんだろう。授業時間なんて朝から始める必要ないのに。伊藤ちゃん説の『会社に行く訓練』というやつなのだろうか。そもそも会社だって朝から始める必要のないところはたくさんありそうだ。学校も午後からとか、いっそ夜にしてしまえばいいのに。でも、それはそれでやっぱり眠そうかな。


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