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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年4月

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2016.4.19 火曜日 河合先生への日誌 杉浦涼

 転校生ばかりの第三グループがよそよそしいと、伊藤ちゃんが心配していました。新橋さんは佐加やあかねさんと仲良くしているようだし、高条はもともとこの町に住んでいたのだから問題ありません。どうも高谷くんが気になっているようだ。彼は誰にでも話しかけているが、ノリが軽すぎて失礼に見えてしまっている。僕も何度か注意しました。態度は軽いが、読書歴はかなりあるようです。入院していた時にずっと本を読んでいたとかで、小林秀雄もある程度見てはいるようでした。理解はしていないようですが。たまに空中に向かって独り言を言ったりするので、変な人に見えてしまうようです。まあ、変わり者ならこの町にはいくらでもいます。彼もそのうちうちとけるでしょう。

 それよりも問題はスマコンです。また保坂と一緒に奇妙な曲を作っているようだ。『政党なんてララ~ラララララ~』と、懐メロのパクりを休み時間に歌っている。一体何がしたいのか。僕には理解できません。



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