2016.4.11 月曜日 河合先生への日誌 高条
カフェのカウンターで勉強をしていたら、保坂秀人がやってきました。家でまた夫婦間戦争が起きました、と言って座席に座って動かないので、ばあちゃんがコーヒーとクッキーを出してあげてました。ばあちゃんは気前が良すぎて知り合いにおごってしまうことが多く、僕は『ちゃんと代金取れ』といつもなら言うのですが、今日の保坂の様子を見たら、誰も金なんか取れないと思います。顔色が青いどころか、赤黒い感じでした。そのあと久方さんという人がやってきて、保坂に話しかけ始めました。両親揃ってても大変だな、俺は生まれたときから父親しかいなくてな。ケンカばっかりだ、とか話した後、ばあちゃんに千円渡して、なんか飯食わしてやってくれと言って出て行きました。
昔僕が秋倉にいた頃には、あの夫婦、そんなに仲が悪そうに見えなかったのですが。
秀人はかわいそうですが、代金は親に請求したいです。でもばあちゃんはやめとけと言っています。
日誌にこんなこと書いていいんですかね。一応知らせておいたほうがいいかなと思ったんですが。勉強の経過でも書いたほうが良かったんですか?宿題は帰ったらすぐ終えます。




