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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年4月

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2016.4.8 金曜日 サキの日記

 来て初めての授業が数学。全然わからなかった。もう少し勉強しないとついていけないかもしれない。まっすぐ帰って復習しようと思ったけど、一応研究所にもちょっと寄るつもりで、結局一時間以上話してしまった。所長がまたあの逃げる二人の夢を見たとか。二人で何か会話をしていたんだけど、内容はよく聞こえなかったと。話題はその後本に変わって、「ラノベが苦手」という共通項について話していた。なぜラノベがあんなに流行するのか、それより、私たちはラノベの何がダメなのか。

『表紙がアニメだからじゃないか』という意見で一致した。内容をどうこう言うほど、私も所長もラノベに手を出していなかった。最近は古典文学の表紙もマンガになってますよとスマホで見せると、えーっ!嫌だ!内容と合ってないよ~!と叫ばれた。表紙を描いた人は実際に中身を読んでいるのか、独特の解釈でなぜかこうなったのか、いろいろ疑いたくなるような表紙が世の中には溢れている。売れさえすれば気にしないのだろう、きっと。

 帰ってから数学の復習はちゃんとやった。少しだけ……。



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