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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年2月

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2016.2.2 サキの日記



 今日は最悪だ。

 絶対やめとこうと思ったことを2つもやってしまった。



 愚かな主人公が、捜査の合間に温泉に入った。

 そんなとこ入ったら、水中から出てくるに決まってるじゃないか。



 もちろん、妙子が。



 響き渡る悲鳴。私の手から落ちるマグカップ。引きずり込まれる主人公。画面右下の『続く』の文字。もはやそれは悪い冗談。『怖すぎて助手に二度と見ないぞと泣かれた』メール。感想の代わりに母に転送。テレビつけたまま廊下を爆走。



 うっかり見ちゃったショックで気分が落ち着かなくなって家の中をうろついた私は、バカが散らかした原稿用紙を勢いで片づけてしまった。

 本人帰ってくるまでほっとこうと思ってたのに。

 机にまだ残ってる原稿用紙に、『もう紙に書くな!掃除しろ!』と書きなぐって部屋に戻り、寝ようと思ったけど眠れないので、またバカの部屋に行って机の原稿用紙を全部ゴミ箱に突っ込み、キッチンに行ってコーヒーを飲んでしまった。当然眠れないので、ソファーに日記を持ち出してテレビ見ながらこれを書いてる。


 私は何をやってるんだろう?


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