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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2016年1月

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2016.1.21 河合先生への日誌 伊藤


 すごいったら、藤木しょ!

 と言いたいです。

 あの変な人だらけの第一グループで、あんなに穏やかでいられるなんて。

 私だったら毎日キレそう。

 ヨギナミはわりとまともだけど、最近、

『図書室の本、一ヶ月くらい借りられない?』

 なんて、杉浦みたいなことを言い出したんですよ。2週間ごとに更新しに持ってこいって言っときました。

 ヨギナミって絶対、

 杉浦のこと好きですよ。

 まわりにはバレバレです。先生も知ってますよね?

 知らぬは奇人ばかりなりです。感化されて本を返してくれなくなったら困るから、私は注意して見てるんです。

 谷崎潤一郎を借りていきました。

 恋はいいけど、変な趣味に走らないか心配です。

 ヨギナミは地味な子だけど、お母さんに怪しい噂があるし。

 あまり言うべきじゃないのかもしれないけれど。

 でも、どうしてもそういう目で見られますよね。

 心配じゃないです?

 保坂も心配だけど、ヨギナミ、ほんとは別な町へ行ったほうがいいんじゃないかな。


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