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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2015年12月

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2015.12.21 河合先生への日誌 伊藤

 今年も終わりですね。

 みんな真面目に読まないとは思いますが、全員に違う推薦図書を出しました。スマコンとスギウラは除外しました。スギウラは私の言うことなんて聞きません。みんなに夏目や太宰を押しつけてます。いつものことですけどね。おかげでみんな『読書』って聞くとやな感じがするみたい。

 スマコンは本は自分で買うから借りないんです。保坂はスマコンのスマホに推薦図書送ればいいべって。でも、私は図書室という空間が好きだから、紙の本が減ると少し悲しいです。新品しか並んでいない本屋にはないものが、田舎の図書館の片隅に眠ってたりすることもあるし。

 3年も受験勉強で図書室使うから本読まないし、みんな本離れ気味。

 スギウラ以外は。

 スギウラはもっと本から離れるべきだと思います。無理だろうけど。


 転校生、来ないかなあ。

 入学したとき、編入学案内用の紹介文を書かされた記憶があるんですけど、あれって意味あったんでしょうか。

 中学から同じメンバーで気心知れてるし、うちのグループ、ホンナラ組とスマコンは同じノリですけど、となり村の私は時々ついていけないんですよね。

 みんないい人なんですけどね。

 変人揃い。

 秋倉だからしょうがないか。



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