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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2018年2月

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2018.12.18 日曜日 河合先生への日誌 高条勇気

 ここに来てからの思い出はいくつかあります。家出してばあちゃんの家に転がり込んだこと。じいちゃんが残した8ミリを発見したこと。ホンナラ組と再会したこと。人生初の彼女ができたこと(すぐ別れましたが)。ネット上で動画作ってる仲間と会ったこと。

 田舎に来て、ますます動画を撮ることは重要だと思うようになりました。人の少ない場所を宣伝するには動画が欠かせません。秋倉みたいな目だった観光地のない町で商品を売ろうと思ったら動画でアピールするしかないでしょう。

 これから専門学校に行きますが、自分がどんな動画を作っていけばいいのか、まだ方向性やテーマは見えていません。おそらく、今みたいにただまわりで起きたおもしろいことを撮るだけではダメでしょう。芸人のようにおもしろいことを「作り出して」いかなきゃいけない。しかもあざとくならない程度に。

 前に新橋さんから「お前が撮りたいのは動画ではなく記録映画じゃないか」と言われたことがあります。しばらく考えましたがそうではないんです。やっぱりおもしろい動画を作りたい。バズらせて金を稼ぎたい。だからもっと考えないといけませんね。

 2年で編入してよそ者だらけのグループに入れられたときはどうしようかと思いましたが、つきあってみればみんなおもしろい奴らで、楽しく過ごせました。

 2年間、お世話になりました。



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