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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2018年2月

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2018.2.4 河合先生への日誌 佐加美月

 辰巳と一緒に海辺を散歩してたら悲しくなって泣いちゃった。

 もうすぐ離ればなれになるんだなと思って。

 辰巳は優しく抱きしめてくれました。

 離れても気持ちは変わらないからって。

 卒業旅行は伊勢神宮になりました。

 サキとヨギナミが一緒です。

 伊藤ちゃんも来たがってたんだけど、家族旅行とかぶっちゃって来れなくなりました。

 ヨギナミがずっと「お金がない」ってゴネてるんですけど、

 拉致してでも連れていきます。

 あかねとスマコンは出雲に行くそうです。

 ホンナラ組と高条は利尻島。

 辰巳と杉浦は京都に行くんだって!

 ホソマユと京都なんてぞっとする。

 絶対、どこに行っても余計な知識をべらべらしゃべりまくるに決まってるし。

 

 もうすぐ高校生活終わっちゃう。

 JKじゃなくなる。

 制服着なくなるとババアになったような気がする。

 みんなに会えなくなるのさびしい。

 学校もなくなる。先生にも会えなくなる。

 うち、マジでこれからどうしたらいいのって感じ。

 入学式のためのドレス作りが心の支え。

 絶対ファッションで成功して、

『I'm the girl』を世界的なブランドにして、

 ニューヨークへ行くんだ!


 卒業旅行、ほんとはクラス全員でしたかったね。

 先生も一緒にさ〜。修学旅行マジで楽しかった。


 ほんとに終わっちゃうんだね。まだ信じられない。

 まだ早いけど、先生、今までありがとう。

 河合先生マジ世界一の先生だから!

 ちゃんと自分に似合うスーツ着て、

 次の学校でもがんばってください!

 うちらが死ぬまで応援しています!




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