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早紀と所長の二年半  作者: 水島素良
2017年12月

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2017.12.28 木曜日 河合先生への日誌 須磨今

 今年ももうすぐ終わりですわね。

 カフェでヨギナミに会ってお話したのですけど、彼女のまわりにピンクのオーラが漂っているのが見えました。どうも、同時に複数の男性に愛されているようですわね。本人は何も言いませんでしたけど、わたくしにはわかります。

 ヨギナミは久方さんと新橋さんの仲が心配だと言っていました。

 あの二人は結ばれる運命です。わたくしにはわかります。

 本人が自覚していないだけなのです。


 今日、サマルカンドに向かいます。

 少し前、テレビで青い建物を見て感動した話をしましたわね。見た瞬間に運命を感じましたの。父にそのことを話しましたら、

「じゃあ、年末に行こうか」

 と言い出したのです。普段は旅行が嫌いで家にいたがるのに。珍しい。気が変わらないうちにと、手配はすべてわたくしが行いました。久しぶりの海外です。とは言え、移動に時間がかかりすぎて、滞在できる時間はほんの少しなのですけれど。

 外国に行くと、逆に日本のことがよくわかるものです。こんなことを言ったらまた佐加あたりに嫌味だと言われそうですけれど、一度も海外に行ったことがない人は、日本のことも自分のことも、少しも理解していないのではないかしら。

 よいお年を。



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