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目を覚ますと、赤茶の岩が見えた。
首が痛い。肩が痛い。とにかく全員がいてえ。
それもそのはずか。
なんでか知んねえが、俺は今硬い地面で寝ている。
ここはどこだ?
見渡す限り、ってか壁があるんでそんな見渡せるわけでもねえんだが、一面岩だ。なんか、岩で廊下みたいになってるかんじ。
あ、そっか、洞窟かー。
って、そうじゃねえだろ!
なんで俺は洞窟なんかにいんだよ。さっきまで、道路歩いて__。
あ、トラックに轢かれたのか!?
確かに、最期にトラックが見えた気がする。
あー、トラックに轢かれたのか、俺。
お袋、自分を責めないといいけどな。つっても、気に病んじゃうかなあー。お袋、ずっと、ずっと俺のことを心配してくれたって知ってるし。今回も、このままじゃ駄目だ、自分も老いていくからって、俺を外に出そうとしてくれたんだろ?知ってたよ、知ってた。お袋が、いつだって俺を想っていてくれたことぐらい。
そんなことは思ったが、なぜかトラックに轢かれたという事実は不思議と俺のむねにストンと入ってきた。