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ビルダー・ライフ―異世界はものづくりに満たされて  作者: M・G・
第1章―コンクゲート編―
3/11

第3話―魔物奏者と鉱山掘り

地球は謎の地震に大陸は津波に飲み込まれ、氷河期が襲い、厳しい長い冬の暗黒の時代を迎え、数百年の時が流れた。


同じく、異世界は魔物の増殖、強大な怪物によって人々は住む場所を失った。


ミツルギ ケントとトミウミ ソウカは崩壊した地球から女神ガイアの導きにより助けられ、異世界に向かった。

地球より導かれたケントとソウカ。女神ガイア。3人に助けられた少女かりん。


4人はまず、食料を探すことにした。


その前に、ケントは食料倉庫を家の隣に作ることにした。


今は鉄がないので、石材で周りを頑丈に固め、中は後で作ってはめ込む鉄の棒以外を石材で加工して置き、扉は巨大な石ブロックで塞いだ。


ソウカ「鉄の棒を作ってはめ込む前に、私が永久氷四角形を置くので、倉庫の中は二つの貯蔵施設、冷蔵庫と冷凍庫が完成すれば、食べ物は腐りません!」


木材を紙に加工して、そこに絵を描いた。その絵を見ながら、かりんは見知らぬ道具に目を丸くして見入っていた。


食料探しに出かけると、半透明な青色のかわいいスライムに出くわした。


その瞬間、かりんの手が輝き、スライムに光が包む。


女神ガイアはかりんのステータスを見ると、魔物の使役、初級奏者のスキルを得たことを知る。


かりんはスライムを抱き抱える。このごろのスライムは、昔の弱いイメージと違って重宝される。素質はあるようだ。


食料を探していると、数匹のヘルハウンドと遭遇。ケントの無双斬りですぐに肉になった。


ヘルハウンドの出没する辺りには、果物が色々と育っていた。


ところで、食料を運ぶにはまったく困らない。なぜなら、アイテムボックスという、空間魔法をケントやソウカが使えるからだ。


ある程度、食料を探し終わった時、昔は鉱山だった跡地を見つける。


鉱山跡地に入ると、魔物に荒らされ、資材などが散乱していた。


鉱山内だけあって、鉄屑を集めるのは苦労しなかった。少し奥まで進むと、坑道が広がり、採掘場に出た。


ケントがピッケルを取り出し、鉱石を掘り出していると、近くでカチンと音が聞こえる。


かりんが近寄って見ると、金属の丸い物体がピッケルの音に驚き、逃げ出そうとしていた。かりんはスキルでその物体を使役する。


ソウカ「メタルスライム? 何か面白そう!」


ソウカも試しに、近くのブロックの塊に、えいっ、と指を上下する。


すると、ソウカの指が光って、ブロックの塊に魔法がかかる。ブロックは人の型を取り、ゴーレムへと変わった。


女神ガイア「確かに、ソウカさんに魔物奏者のスキルはありましたが、偶然とはいえ目覚めて使役できたのは意外でした」


ソウカが指でゴーレムにお願いすると、近くの石壁を壊して、大量の石炭や鉄、銅を発見した。


ケントはがく然として、やる気をなくす。


鉄や石炭を集めているとケントは思った。


ケント「あのさ。鉄は溶かすのは簡単で、伸ばせ棒にできるけど、技術面でのクラフトスキルは持ってないんですけど・・・」


えっ?と3人は目を丸くする。そう、ケントは鍛治のスキルは持っていない。


ケントは1から作るスキルはあっても、2から発展する技術スキルは持ち合わせていない。ケントは悩むのだった。


         ―第4話に続く―

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