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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年01月
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【揺花草子。】<その2902:感謝感謝。>

 【揺花草子。】<その2902:感謝感謝。>


 Bさん「1月7日はあれですよ。七草粥の日ですよ。」

 Aさん「あぁ、そうですね。」

 Cさん「『乃莉なずな、ゆのっち宮ちゃん沙英ヒロさん、

      フェス太さーんでこれぞひだまり』

     よね。」

 Aさん「それは完全にひだまり荘の住人の覚え方ですね。

     そしてフェス太さーんが強引ですね。」

 Bさん「原作オンリーのキャラである臣ちゃんや乃々ちゃんが実装されてるんだから

     フェス太さんも実装されても良いと思うんだ。」

 Aさん「それは・・・まあ一理ある・・・。」

 Cさん「そしてさらに言うならリコくんとかウガルルたんとか桜さんとかも

     実装されれば良いと思うのよね。」

 Aさん「それを言ったら杏里ちゃんとか小倉さんとか良ちゃんとかの方が先では!!!」

 Bさん「ま、ともかく七草粥の日ですよ。

     阿部さんには既にこれまで何度も口をすっぱくして言ったけれども、

     七草粥と言うのは1月6日の夜に仕込んで7日の朝に食べるのが本来のあり方。

     だから

     『今日は1月7日だからランチは一緒にお粥でも食べにいかんかね?

      わしが奢ってやるぞガハハ』

     『いやーん部長太っ腹〜! 行きますぅ〜!

      食後はカフェでスイーツもお願いしちゃって良いですかぁ〜?』

     『おうおう何でも頼め頼め! 全部わしに任しとけ!』

     『やーん頼もしい〜!』

     みたいなのはもう話にならない愚かしさだと言うわけですよ。」

 Aさん「頭の悪そうな例え話だなあ。そしてスイーツのくだりは完全に蛇足だなあ。」

 Cさん「さっきも言ったけれども、七草というぐらいだから

     当然7種類の野菜が使われるのよね。」

 Aさん「ですね。」

 Bさん「昨今は栽培技術も進歩しているので一年中新鮮な野菜が手に入るけれども、

     一昔前までは真冬に野菜を手に入れるのは大変でしたよね。」

 Aさん「まぁ・・・そうだったろうねえ。」

 Cさん「七草の種類も地域や時代によって様々だったみたいだけれども、

     過酷な覇権争いの結果ラインナップが出揃ったのは

     室町時代に執筆された書物だと言われているわ。」

 Aさん「意外と昔ですね。」

 Bさん「ただそれは一般に定着するのは江戸時代を待たなければいけなかったみたい。」

 Aさん「なるほど。」

 Bさん「でも依然として、冬にこれらの野菜を手に入れるのは

     なかなかに難しいと言わざるを得ない。

     そう言う意味では、自然の恵みに感謝の気持ちをきちんと込めながら

     七草粥を頂かなければならないよ。」

 Aさん「それは・・・そうかも知れないねえ。」


 Bさん「『ヒンナヒンナ』って言いながらね・・・。」

 Aさん「1月7日だからか?」


 ちょっとだけオソマを入れても美味しい。

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