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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年11月
321/364

【揺花草子。】<その3218:指輪を見せながらポーズをとる。>

【揺花草子。】<その3218:指輪を見せながらポーズをとる。>


Bさん「今日は11月18日と言う事で良い一般人の話をしようかな。」

Aさん「良い一般人とはなんだ・・・。」

Cさん「それはつまり世の中には悪人しかいない、

    良い一般人など空想上の存在だと自戒を込めて言いたいわけね?」

Aさん「そんな風には思っていないですし

    別に自戒を込めたりもしないですけど!?」

Bさん「少なくとも阿部さんは良い一般人のカテゴリーには当てはまらないよ。」

Aさん「何だと!!

    品行方正を絵に描いたようなぼくに向かって何言ってくれてるんだ!!」

Cさん「絵に描いた餅ってわけね。」

Aさん「そのうまい事言ってやったぜみたいな顔!!」

Bさん「あのね、良く芸能人が結婚報告をする際に、

    『相手は一般の方です』って言ったりするじゃない。」

Aさん「あぁ・・・うん。そう言うのあるね。」

Cさん「これってつまり、ざっくり言えば同業者、つまり

    世間に名の知られる芸能人ではないですって意味よね。」

Aさん「まあ・・・そう言うニュアンスですよね。」

Bさん「けど同業者じゃないとしても

    有名な実業家だったりする事はあるかもだし、

    別に仕事をしながら音楽活動をしているような

    インディーズの人たちはどっちなの?みたいなところはあるし、

    一般人と言うカテゴライズはかなり境界が曖昧だ。」

Aさん「うーん。」

Cさん「そう言う意味では『良い一般人』と言うのは

    芸能人と結婚するようなチャンスがある

    『運が良い一般人』と言う事なのよ。」

Aさん「何ですかそれ。」

Bさん「でさ、例えば、宇宙が腸捻転なみに捻じれに捻じれまくって

    阿部さんが芸能人と結婚する事になったとするじゃん。」

Aさん「そんなに捻じれなきゃいけないものなのかなそれ?

    そんな激痛に耐え忍ばなきゃいけないものなの?」

Bさん「で、当然その芸能人の人は

    『お相手は一般の方です』

    なんて発表したりするわけだよね。」

Aさん「まあ、そうだろうねえ。

    ぼくは別に同業者ではないからねえ。」

Cさん「けれどもさっきも言ったように

    これには違和感が拭えないわ。」

Aさん「えっ・・・そうですか・・・?

    ぼくはしがない一般人だと思いますけど・・・?」

Bさん「そんな事はない。

    なので『お相手は一般の方です』と言う発表には

    到底納得できない。」

Aさん「えー・・・? じゃあ何なら良いの・・・?」


Bさん「『お相手は特殊な性癖の方です』って

    発表するなら納得できる。」

Aさん「なんで結婚報告で

    性癖を暴露されなきゃならないの!!!!!」


 そこはそもそも特殊じゃないわ。と反論すべきでは?

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