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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年01月
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【揺花草子。】<その2926:悟る。>

 【揺花草子。】<その2926:悟る。>


 Bさん「今日は生き物の日。」

 Aさん「えー・・・そうなの?」

 Cさん「どうしてだと思う?」

 Aさん「いやー・・・ノーヒントハンパないですね・・・。」

 Bさん「ノーヒントって事はないよ。

     ぼくらのこれまでのトークの傾向から

     ある程度の方向性を絞ることは可能なはずだ。」

 Aさん「ん、つまりそれは日付ネタ絡みだと言う事かな?

     つまりどっかの団体が定めた何らかの記念日的なアレではなくて、

     ブリジットが駄洒落めいた下らないこじつけで

     でっち上げた記念日だと言う事かな?」

 Bさん「ちょっと! ぼくが下らない駄洒落をブチ込んでるみたいな言い方は

     ちょっと癪に障るよ!」

 Aさん「違うの?」

 Bさん「下らない駄洒落でお茶を濁そうとしてるのは

     ナカPのディレクションだよ!!!」

 ナカP「(急に矛先!!!)」

 Cさん「私たちは

     『今日はこのネタだから。いいからこれで喋れって言ってるんだ』と

     高圧的な物言いで押し込められているのよ。」

 Aさん「そんなどっかのローカル番組のディレクターみたいな・・・」

 Bさん「で、今日が『生き物の日』と言う謂れは分かったかな?」

 Aさん「いやー・・・よしんばそれがきみらのとんちの産物だとしても

     ちょっと良く分からないなあ・・・。」

 Bさん「降参?」

 Aさん「ん・・・降参。」

 Cさん「身にならないと分かっている時の諦めの早さは天下一品ね。」

 Aさん「言い方酷くないです!!?」

 Bさん「今日が『生き物の日』である理由。」

 Aさん「うん。」


 Bさん「今日は『一切(131)衆生』の日だからだよ。」

 Aさん「何でそんな言葉知ってるのきみ!!???」


 涅槃経。

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