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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年07月
202/364

【揺花草子。】<その3099:Alone Again (Naturally)。>

【揺花草子。】<その3099:Alone Again (Naturally)。>


Bさん「今日は通算3,099回目の話数ですよ。」

Aさん「おぉ。そうなんだ。

    3,100話目まであと1回って事か。」

Cさん「1年に3,4回訪れる記念日回ね。」

Aさん「だからそうやって価値を下げていく発言。」

Bさん「3,099 と言えば3の倍数ですよ。」

Aさん「んんっ・・・おぉ・・・

    それはそうだけど・・・。なんか思わぬ切り口だね?」

Cさん「それぐらいネタに困っていると言う事よ。」

Aさん「ぶっちゃけ過ぎじゃないです!?

    リニューアルしたばっかりなのに!!

    これから上り調子で行こうって言う時期なのに!!」

Bさん「それは全くその通りだ。

    世間の注目度がいくらか上がっているこのタイミングで

    しっかり頑張れば今後の展開にも期待できるはずだからね。」

Aさん「それは・・・楽観的すぎる気がするけど・・・。」

Cさん「所謂アンダーカットね。」

Aさん「そんな相手の機先を制するタイヤ戦略みたいな言い方。」

Bさん「3,099 を 3 で割ると 1,033 です。

    1,033 は38番目の素数なんだけれども、

    この38と言う数字自体は素数じゃないよね。」

Aさん「それは、もちろん。偶数だものね。」

Cさん「一方、その2つ前、1,031 は37番目の素数で、

    この37と言う数字自体も素数だわ。」

Aさん「おぉ。それはそれは。」

Bさん「こう言うのを、『スーパー素数』と呼ぶんだそうだよ。」

Aさん「え、ホント? 妙に俗っぽい呼び名じゃない?」

Cさん「ね。スーパー銭湯に通じる安っぽさがあるわよね。」

Aさん「スーパー銭湯に通じるかどうかは別として。」

Bさん「ちなみに、1,031 と 1,033 のように、

    2しか離れていない素数同士を『双子素数』と言うんだって。

    3と5、11と13、29と31などが例に挙げられるね。」

Aさん「へぇ・・・それは、それで・・・」


Bさん「本来孤独であるはずの素数が

    そうやって他者との繋がりを渇望する様は

    ある意味では滑稽に映るね。」

Aさん「きみ素数に対して厳しくない?」


 孤独である事の価値を知っている。

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