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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年07月
201/364

【揺花草子。】<その3098:季節感。>

【揺花草子。】<その3098:季節感。>


Bさん「いい加減夏ですよ。」

Aさん「いい加減夏ですかねえ・・・。」

Cさん「言っても収録時点ではまだまだ梅雨真っただ中で

    到底夏の気配はないけどもね。」

Aさん「それは・・・まぁ。」

Bさん「何度か話しているけれども、ぼくらの街は梅雨の時期は

    すごく寒くなる日がちょいちょいある。

    俗に言う梅雨寒だ。」

Aさん「そうだねえ。」

Cさん「これに対して一般的に梅雨が無いと言われる北海道は、

    もちろん程度の差はあるでしょうけど、

    春から夏にかけてリニアに気温が上昇していき、

    寒の戻り的な事象は見られないと言う事になりそうね。」

Aさん「それは・・・まあ、

    統計とか見たら違うよと言う話にはなるかもですが、

    モデル的に言えばそうかもですねえ。」

Bさん「つまり梅雨の北限たる地域に住まうぼくらにとって、

    むしろ北海道よりも実質的な夏は短いんじゃないかと言う仮説。」

Aさん「うーん・・・まあ、言わんとする事は解るけども・・・。」

Cさん「極端な話2週間くらいしかないんじゃないかと言う年さえあるわ。」

Aさん「まぁ・・・。」

Bさん「梅雨は長ければ7月下旬くらいまで続くし、

    そのあと2週間くらい盛夏が来たとして、

    お盆の時期になるともうそこはかとなく秋の気配が漂ってくる。」

Aさん「うん。」

Cさん「秋来ぬとさやかちゃんには見えねどもだけどね。」

Aさん「だからさやかちゃんではないですからね?」

Bさん「そんなこんなで、8月も下旬になれば夏の空気は薄れ、

    そしてそう遠からず秋雨や台風の季節となる。」

Aさん「うーん。」

Bさん「と言った具合に、ぼくらはあまり夏を謳歌し切れていない。」

Aさん「そう・・・だろうか・・・。」


Bさん「これじゃ夏クールとはとても言い切れないよね。」

Aさん「じゃあ何と言えば良いって言うんだ。」


 雨季クール?

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