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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年06月
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【揺花草子。】<その3062:フレンドリー。>

 【揺花草子。】<その3062:フレンドリー。>


 Bさん「マスクね。」

 Aさん「え、うん。」

 Cさん「阿部さんが普段から身に着けている目出し帽とは違うわよ。」

 Aさん「普段から目出し帽を身に着けるって

     どんなバックグラウンドですか。」

 Bさん「まあいわゆるサージカルマスク。

     世の中に広く出回っているタイプね。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「耳痛くなるじゃないですか。」

 Aさん「まあ・・・それは、ある程度仕方ないと言うか。

     ゴムの強さで圧着される事で異物の混入を防ぐわけだし・・・。」

 Cさん「だるんだるんのゴムでは隙間ができまくりだものね。

     チラリズムハンパないものね。」

 Aさん「それは随分と特殊な性癖ですねえ。」

 Bさん「それに、大きな欠陥もある。」

 Aさん「欠陥。」

 Bさん「今広く普及している耳に引っ掛けるタイプのマスクは、

     耳なし芳一とか晩年のゴッホとかは使えませんよね。」

 Aさん「それは確かにそうだけれども!!!」

 Cさん「これはなんとかしなければいけないと思っているわ。

     耳、まあ外耳とか耳殻とか言われる構造だけれども、

     それらが欠落している人にも対応した

     『made for 芳一』モデルの提供を考えるべきだわ。」

 Aさん「そんなアップルの認証を取得してるみたいな言い方。」

 Bさん「どうすれば良いと思うね?」

 Aさん「え、耳がない人でもつけられるマスクと言う事だよね?

     うーん・・・まあ、水中メガネみたいに

     頭の後ろまでゴムで繋がってるみたいな?」

 Bさん「なるほど。後頭部で保持するスタイルだね。

     耳にかけるよりは圧着性も高そうだけど、

     1日中つけっぱなしは辛いかもね。」

 Aさん「まあそれはある程度仕方ないんじゃ・・・。」

 Cさん「他にはあるかしら?」

 Aさん「他。そうですねえ・・・鼻と口が覆えればいいわけですよね・・・。

     同じようなアイデアだけど、ゴムの部分が紐になってて、

     鉢巻きとかバンダナみたいに後ろで結ぶ感じとか?」

 Bさん「不織布マスクが手に入らない場合にハンカチ等で対応する手段としては

     良くやるやり方かもね。」

 Cさん「私はマスクを直接肌に縫い付ければ良いと思うわ。」

 Aさん「怖っ!! 猟奇的!!!」

 Bさん「ま、もちろんそれは冗談だけど、ぼく的にはもっといいアイデアがある。」

 Aさん「ほう・・・それは、いったいどんなアイデアなのかな?」


 Bさん「外耳がないなら耳の穴を使えばいい。

     カナル型ゴム紐マスクを作れば良いと思うよ。」

 Aさん「耳の穴が痛くなるわ!!!!!」


 随分深く差さないとダメなんじゃないかな。

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