【揺花草子。】<その2911:危険度3。>
【揺花草子。】<その2911:危険度3。>
Bさん「今日も『アイスボーン』の話題。」
Aさん「ん、おう。」
Cさん「阿部さんは万福祭で受付嬢がチャイナドレス姿になったからって
さっそく観測キットを取り出したクチでしょ。」
Aさん「何言ってくれてるんですか!!!」
Bさん「あのね、『アイスボーン』になって、
『特殊個体』と言うのが出るようになったじゃないですか。」
Aさん「あぁ、うん。『凍て刺すレイギエナ』とか?」
Cさん「そうそう。
他にも『紅蓮滾るバゼルギウス』とか『怒り喰らうイビルジョー』とか
『悉くを滅ぼすネルギガンテ』とか『死を纏うヴァルハザク』とかがいるわね。」
Aさん「ですね。」
Bさん「ちなみに『悉くを滅ぼすネルギガンテ』は一部のプレイヤーからは
『悉くネギ』と略されて呼ばれているよ。」
Aさん「ネギ・・・。」
Cさん「『フハハハハ!! カレーのタマネギを悉くネギに変えてやる!!』
と息巻いたりするらしいわ。」
Aさん「そんな凶悪なスキルが!!!」
Cさん「『そしてお米もうどんに変えてカレーうどんにしてやる!!』」
Aさん「それなら青ネギはむしろ望むところ!!!」
Bさん「ちなみにこう言う特殊個体って言うのは今までのシリーズでも
ちょいちょいあったみたいだね。
『錆びたクシャルダオラ』とか『激昂したラージャン』みたいな。」
Aさん「あぁ。そうか。ああ言うのも特殊個体か。」
Cさん「まあ正式に『特殊個体』と言う用語で呼ばれるようになったのは
『アイスボーン』が初めてみたいだけど。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「で、『アイスボーン』でこう言う特殊個体が実装されたモンスターは、
マスターランクのクエストには原種が出なくなりましたね。」
Aさん「あぁ、そう言われるとそうかも。」
Cさん「マスターランクのクエストには
紅蓮滾らない方のバゼルギウスとか怒り喰らわない方のイビルジョーとか
出ないものね。」
Aさん「その言い方。」
Bさん「でも唯一の例外がレイギエナで、
凍て刺すレイギエナを初めて討伐するクエストでは
凍て刺さない方のレイギエナがちょいちょい邪魔をして来る。」
Aさん「確かに。すごい鬱陶しかった。『お前に用はないんじゃ!!』って感じだった。」
Bさん「そんなわけで、話題の特殊個体ですよ。」
Aさん「話題ですかね・・・。」
Bさん「阿部さんの特殊個体はさしずめ
『幼女愛滾る阿部さん』だよね。」
Aさん「性癖が特殊な個体!!???」
それは原種の特性では。




