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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年05月
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【揺花草子。】<その3029:買取価格に影響する。>

 【揺花草子。】<その3029:買取価格に影響する。>


 Bさん「この前も話した

     『マテリア思ってたよりも大きすぎ問題』ですがね。」

 Aさん「あぁ・・・はぁ。」

 Cさん「さすがにデコポンとかグレープフルーツほどの

     大きさではなさそうだけれども、

     伊予柑かオレンジくらいの大きさはありそうよね。

     温州蜜柑よりは明らかにひと回り大きそうだわ。」

 Aさん「柑橘系で攻めてきましたか。」

 Bさん「ま、そんなわけで思いのほか大きかったマテリア。

     あくまでイメージだけど、個人的にはゴルフボールくらい、

     果物で言えば大きめのライチくらいの大きさだと思ってたから

     意外でした。」

 Aさん「そこはスダチとかキンカンとかじゃないのか。」

 Bさん「で、大きさもさることながら、マテリアはその性質で

     数種類に分けられるじゃないですか。」

 Aさん「えっと・・・それは、魔法マテリアとかコマンドマテリアとか

     そう言う区分の事?」

 Cさん「そうね。より具体的には

     『魔法マテリア』『支援マテリア』『独立マテリア』

     『コマンドマテリア』『召喚マテリア』の5種類ね。」

 Aさん「ええ。」

 Bさん「この5種類はそれぞれ色で区別がつくけれども、

     同じ区分のマテリア同士、例えば魔法マテリアの

     『ほのお』と『れいき』はどうやって判別するのだろうね?」

 Aさん「え・・・どうやってって・・・

     判別も何も、マテリア設定画面でマテリア名が

     ちゃんと表示されるじゃない・・・。」

 Cさん「阿部さんは愚かねえ。愚鈍の極みねえ。

     愚鈍を辞書で引いたら『阿部さんのこと。』と語釈がついてたり

     Wikipedia の『愚鈍な人物一覧』とかに挙げられたりしてそうねえ。」

 Aさん「すごい罵倒が来た!!!」

 Bさん「それはぼくらゲームのプレイヤーとしての目線でしょ。

     実際にあの世界にいる彼らが、どれがどのマテリアかを

     判別する術はどのようなものがあるかって話だよう。」

 Aさん「あ・あぁ・・・そう言う話・・・。」

 Cさん「例えばマテリア表面に『ほのお』とか『れいき』とかって

     刻印がされているのであればまだ区別が付くでしょうけれども、

     描かれている画の限りではそんな感じはなさそうよね。」

 Aさん「確かに。

     あれじゃないですかね、

     『ほのお』マテリアなんかは手に持つとじんわり熱くて

     『れいき』マテリアはひんやり冷たいとか・・・」

 Bさん「そう言う肌感に頼るんだとしたら

     『ぞくせい』マテリアとか『はんいか』マテリアとかは

     どんな感触になるって言うのさ。

     逆にその感覚で50種類ほどもあるマテリアを区別できるなら

     感覚鋭すぎだよ。敏感肌だよ。」

 Aさん「そう言うのは敏感肌とは言わないのでは。」

 Bさん「そうなると、やっぱりこれかなと言う説が思い浮かぶ。」

 Aさん「お、そうなの? どんな説?」


 Bさん「油性ペンで『ほのお』とか『れいき』とか

     書いてあるんじゃないかな。」

 Aさん「そんな小学生がファミカセの裏に

     名前を書いておくが如く!!!!!」


 カメラの角度でたまたま見えないだけ説。

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