【揺花草子。】<その2908:自覚と責任的な。>
【揺花草子。】<その2908:自覚と責任的な。>
Bさん「今日は成人の日ですよ。」
Aさん「あぁ、そうか、今日は1月第2月曜日か。」
Cさん「成人限定の日よ。」
Aさん「その言い方!!! すごくいかがわしく聞こえる!!!」
Bさん「成人の日と言えば記念式典で暴れる新成人が毎年現れるけれども、
ぼくらはあれは実はメディアの仕込みなのではないかと疑っている。」
Aさん「そう言う話したねそう言えば・・・。
そこまでして若者のヘイトを集める理由なんてあるかね?」
Cさん「それは当然オジサンたちの虚栄心を満たすためよ。」
Aさん「辛辣な意見!!!」
Bさん「阿部さんは成人済みですよね?」
Aさん「そう言う言い方はもう何かあれだな。
でもまあ、成人済みだねえ。」
Cさん「ただし収入は小学生並み。」
Aさん「そんな事はないですけども!!!
きちんと一社会人として自立してますけども!!!」
Bさん「成人式って二十歳になる歳の人たちが集まるんだよね。
今日び二十歳と言えば学生の人も多いよね。」
Aさん「まあ、そうだろうねえ。」
Cさん「文科省が発表しているデータによると、
全卒業者に対するの大学進学者の割合、所謂大学進学率は
約 54 %余りとなっているわ。」
Aさん「なるほど。つまり二十歳の若者の半分程度は大学生と言うわけですか。」
Bさん「もちろん阿部さんみたいに
進学後わずか3日でドロップアウトする人もいるだろうけど。」
Aさん「そんな超速退学なんて実績はないんだけども。」
Cさん「ひろえさんみたいに浪人の末二十歳を迎える人だっているでしょうしね。」
Aさん「ひろえさんの年齢に関してははっきりと言及されていないのでは!?」
Bさん「もちろん大学以外にも専門学校へ進学する人も一定数いるわけで、
そう考えると単純に社会人ではない二十歳と言う人の方が
割合的には多いと思われる。」
Aさん「まあ、そうなるだろうねえ。」
Bさん「阿部さんみたいに二十歳を大幅に超えても
社会の一員に入れない人もいるわけだけれども。」
Aさん「きみはぼくを何だと思ってるんだ?」
フーテン的な?




