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【揺花草子。】(日刊版:2020年)  作者: 篠木雪平
2020年01月
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【揺花草子。】<その2896:滾りを抑え切れない。>

 【揺花草子。】<その2896:滾りを抑え切れない。>


 Bさん「めっ☆」

 Cさん「めっ☆」

 Aさん「めっ☆」


 Bさん「・・・はい・・・。」

 Aさん「はぁ・・・。」

 Cさん「2人とも疑問を持っちゃだめよ。」

 Aさん「言い聞かせられた!!!」

 Cさん「世の中には謂れも由来も分からないけれども

     なぜか続いている年中行事と言うものがあるでしょう。」

 Aさん「いや・・・ありますけど・・・

     『めっ☆』がそう言うものだと言いたいんですか?」

 Bさん「ちなみにぼくの『めっ☆』は『メリークリスマス!』の意味だよ。」

 Aさん「リアルな時間軸の話を持ち出さないで!!!」

 Bさん「そんなわけでお正月ですよ。」

 Aさん「お正月ですねえ。」

 Cさん「大晦日にお寺の除夜の鐘を聞いて

     その足でお正月には神社に参拝すると言う節操のなさが

     実に日本人的で愛らしいわ。」

 Aさん「そう言ってくれるとありがたいですよ・・・。」

 Bさん「お正月と言えば初日の出ですね。」

 Aさん「ですね。」

 Bさん「古来より太陽は信仰の対象になって来た。

     日本神話においてもアマテラスさまは非常に重要な神様だよね。」

 Aさん「そうだね。」

 Cさん「けれども、兄弟に恵まれなかったと言うか、

     弟の乱暴狼藉でぷんすこしちゃって職務放棄と言うトラブルも引き起こしました。」

 Aさん「ぷんすこしちゃって職務放棄とかそんなレベルじゃなかったですけどね。

     世界の危機レベルでしたけどね。」

 Bさん「これはどうやって解決したんだっけ?」

 Aさん「え、そりゃもちろんアメノウズメさんが岩戸の前で踊って見せて、

     アマテラスさまが興味を持って岩戸をそっと開けたところを

     タヂカラヲ先輩が引っ張り出したんだよね。」

 Cさん「ゴールをこじ開けたのよね。」

 Aさん「そんな堅守を誇るチームから虎の子の1点をもぎ取ったみたいな言い方。」

 Bさん「嫌がるアマテラスさまを強引に引きずり出したわけだよね。

     筋骨隆々とした巨躯を誇るオッサンが小柄な女性を力ずくで、と言う構図だよね。」

 Aさん「そう言う事件性のある言い方やめない!!?」

 Cさん「今ブリジットも言ったけれども、アマテラスさまって女神じゃない。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「一方、アマテラスさまが興味を引かれた

     エロいダンスを踊ったアメノウズメさんも女神だよね。」

 Aさん「エロいダンスとか言うんじゃない。」

 Bさん「つまり2人とも女性だと言う事です。」

 Aさん「うん・・・まぁ・・・。」


 Cさん「これは捗るわね。」

 Aさん「(ろくでもねえ・・・)」


 新年早々何を言っているんだきみたちは。

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