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86歳のおばあちゃんの私は、20代後半に見えるぐらい若々しい!

作者: 七瀬




私の歳は、、、?

現在86歳、ひ孫が13人もいるおばあちゃんなのよ!



私の名前は、『天野沢 ノブ江』見た目は、20代後半の女の子に

見えるとか、、、?


昔から、若く見えると人から言われていたけど、、、?

私は、気にもしていなかったのよ。



・・・でも、私は歳を重ねていくうちにだんだんと若返っているみたい!

肌も私が20代の時よりも今の方が、プルンプルンだしね!

私は、なにしろシワというシワがないのよ。


よく顔にシワがなくても、手にはシワが出るとか言うけど、、、?

私の手も指先も若々しく! 色白の綺麗な透き通る指をしているって言われるのよ!



・・・ある時ね!

私が孫娘と一緒に街を歩いていたら、、、?

若い男性に、声をかけられたのよ!


『ねえねえ、そこのお姉さん! ぼくらと一緒にお茶でもしない?』

『えぇ!?』

『二人とも、綺麗なお姉さんだね! 幾つなの?』

『わたしは、19歳です。』

『私は、86歳よ!』

『えぇーーーーーーーーーーーーえええええ!!! 嘘でしょ?』

『それがね! 本当なのよ~!』

『いやいや? 奇跡の86歳だね! ・・・じゃ、あぁ! またね!』

『えぇ!?』

『じゃあね!』



今のって、、、?

ひょっとして、“ナンパ”かしらね!


その事を、私が孫娘に聞くと、、、?


『おばあちゃん! 今の男の人たち! わたしたちをナンパしてきたんだよ~! 

凄いよね!!!』

『えぇ!?』

『おばあちゃんが、若く見えるからだよ~! 年齢言わなかったら、、、?

20代後半ぐらいにしか、見えないって!』

『そうなのかしらね、、、?』

『・・・おばあちゃんは、若く見える事、嬉しくないの、、、?』

『そうね! もう、私は86歳のおばあちゃんだしね!』

『わたしは嬉しかったよ! まさか!? おばあちゃんと一緒に歩いてて!

若い男性にナンパされるなんて思っても見なかったし! みんなに自慢した

いぐらいだわ~!』

『・・・ふーん、若い人はそうなのかしらねぇ~!』

『おばあちゃん! これから二人で、ショッピング楽しもう!』

『そうね!』



実は、、、?

娘や孫娘たちには、内緒にしてたんだけどね!

こういう事は、1人の時でもよくある事なのよ!


何処に行っても、よく若い男性に話しかけられてね!

近くで私を見ても、年齢を言わなければ分からないみたいで、、、。


何回か? 強引に、私の手を掴んで何処かに連れて行かれそうになった事

もあるぐらいなのよ!


あの時は、とっても怖かったわ!





私はね、、、!

若く見られることが、いい事ばかりじゃないと思っているのよ!

見た目は、若く見えても体力や病気には勝てないしね!


やっぱり、体は86歳のおばあちゃんだから、、、!

それ相応の人たちと一緒にいたんだけど、、、。


私だけ、異常に若く見えるもんだから浮いちゃうのよ。


だから、私がいつも一緒にいるのは、、、?

娘だったり、孫娘やひ孫ばかりよ!


そうそう! 以前、こんな事もあったのよ!

私が、ひ孫と公園で一緒に遊んでいるとね!


『可愛い! お子さんですね! お幾つですか?』

『・・・あぁ! この子は、3歳ですよ~!』

『羨ましいわ~こんなに綺麗なお母さんがいるなんてね!』


・・・それを聞いていた、ひ孫がこんな事を言ったのよ!


『おばあちゃん! もう、お家に帰ろ~!』

『えぇ!? おばあちゃん、、、!?』

『・・・あぁ、ははい、』



あの時は、火が出るほど恥ずかしかったわ~!

私が、おばあちゃんと知ると、、、?

みんな変な対応になったり、アタフタしているのが分かるから...。


若く見え過ぎるのも、困ったものよね。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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