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天職

作者: 新原墓地

バックアップはやっておくべきよね。


霊感がある訳では決してない。


そう思いたい。


しかし目の前には全く知らない女性が。


家にいる。


中にいる。


最初は変な人が入り込んでるっ。


そう思い怒鳴ってやろうとした時

よく見ると

うっすら透けてる。


その女性越しに趣味が悪いと酷評の

寸足らずのプーさんのカーテンが見えてる。


というより足がほぼ見えてない。


呆気に取られているとその幽霊らしき女性が

ゆっくりとこちらを向き、


「呪ってやる」


はい?

なんで?

どして?


呪われる筋合いが無さ過ぎて思わず、


「はい?」


と言ってしまった。


すると幽霊らしき女性はこちらをじっくり見つめ、

「はい?」

と言った。


私の一言に幽霊らしき女性は

呆気に取られていた。


なんか幽霊っぽい佇まいで脱力感が凄い、

まるで武術の達人かっていうくらいの立ち姿の幽霊らしき女性は一度呼吸を整えもう一度、


「呪ってやる」


私はすかさず、

「だからなんで」

「どうしてそうなるの?」

「理由は?」


詰め寄ってやった。


幽霊らしき女性は最初に見た時より心なしか猫背に見えた。


すると幽霊らしき女性は私の前からまるで霧のように消えていった。


まさかこんな所で私の仕事の一つである

圧迫面接が役に立つとは。

本当にぼーっと見てください。

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