神様候補はお母さんと一緒
それは昔々のお話と少し昔のお話、そして今のお話。
昔々、人が住めないほど穢れが溜まった土地に二柱の神様が降り立ちました。二柱のうち、一柱の神が己の力を振るいました。すると穢れは綺麗に取り払われましたが、今度は土地が死滅してしまいました。今度はもう一柱の神が力を振るいます。それによって土地が息を吹き返しそこに人々が住みだしました。人々は二柱の神に感謝と信仰を捧げましたが、神々は言いました。
「この土地は穢れが溜まりやすい特殊な環境、再び人が住めなくなる」
「しかし、我らは永久的にこの場所に留まるわけにはいかぬのです」
人々は絶望しました。ようやく住めるようになった土地を手放さなくてはならないからです。
しかし、神様は人々に告げます。
「新たな神を生み出せばいい」
「我らの理と人の理を持ってすればそれが適うのです」
人々は神様の言葉に縋りました。
こうして神と人の間で理が結ばれ、その土地は半永久的に人々の住める町となったのです。
それは昔々の物語にして少し昔と今の物語に繋がる始まりの物語。
大多数の平穏に隠れた小さな犠牲者たちの物語……なんてね。
昔々、人が住めないほど穢れが溜まった土地に二柱の神様が降り立ちました。二柱のうち、一柱の神が己の力を振るいました。すると穢れは綺麗に取り払われましたが、今度は土地が死滅してしまいました。今度はもう一柱の神が力を振るいます。それによって土地が息を吹き返しそこに人々が住みだしました。人々は二柱の神に感謝と信仰を捧げましたが、神々は言いました。
「この土地は穢れが溜まりやすい特殊な環境、再び人が住めなくなる」
「しかし、我らは永久的にこの場所に留まるわけにはいかぬのです」
人々は絶望しました。ようやく住めるようになった土地を手放さなくてはならないからです。
しかし、神様は人々に告げます。
「新たな神を生み出せばいい」
「我らの理と人の理を持ってすればそれが適うのです」
人々は神様の言葉に縋りました。
こうして神と人の間で理が結ばれ、その土地は半永久的に人々の住める町となったのです。
それは昔々の物語にして少し昔と今の物語に繋がる始まりの物語。
大多数の平穏に隠れた小さな犠牲者たちの物語……なんてね。
火の章
今の物語 プロローグ
2014/04/04 01:04
神が鎮座する町 巫女と親友とちょっと本気になられると困る話
2014/04/05 03:55
(改)
巫女の夢、親友の顔、老人の出落ちは勘弁
2014/04/06 18:48
(改)
老人の願い 巫女と祖母 髪は女の命なり
2014/04/08 19:11
人神の子 巫女と家族 妹の華麗なる打算
2014/04/26 22:40
(改)
祖母の選択 巫女と妹 目立つ赤ん坊は親友がお気に入り
2014/04/27 04:04
認識するもの出来ないもの 巫女と転校生 親友のいらぬ不安
2014/04/28 01:50
始まりの試練 巫女と赤ん坊 幼馴染は異性だった
2014/04/28 16:07
次へと向かう物語 巫女の後悔 息子の涙 祖母の苦悩
2014/04/28 18:15
(改)
終わりのない苦しみ 息子と少年 迫る危機
2014/04/28 21:08
炎の章
過去からの刺客 巫女と息子の覚醒 試練を与えるものの憎悪
2014/04/29 17:18
過去の終わりを告げるもの 巫女と叔母 息子は生意気盛り
2014/04/29 17:29
(改)
*零れ話 妹のワンパクだっていいじゃない 巫女の楽しい実験
2014/04/30 18:31
(改)
決別の時 巫女と幽霊 息子の友達は叔父さん
2014/04/29 22:42
混迷する舞台に一筋の光 巫女と老人 幼馴染の告白
2014/04/29 22:51
火炎の章
一筋の光が更なる混迷を呼ぶ 巫女と親友 息子はおっぱいが好き
2014/04/29 23:04
巫女と親友、弟と息子の人生相談 始めての喧嘩偏
2014/07/29 23:21