Story3
--------Story3.使者と使い手の睨み合い
今私はとっても疲れている。
何故かというと…
「いいから早く涙歌から離れろよ!!餓鬼!!!」
「嫌ですよ、貴方が涙歌様から離れればいいじゃないですか、無能。」
「なっ!!そんな無表情で言うなッッッ!!!!(怒)」
旭と昨日春江組に認められ仲間に加わった『大河内水城』が私を挟んで(てか、私のサイドで)何やら揉めている。何故かね。
「…(汗)あのさぁー、人挟んで痴話喧嘩するのやめてくれない?」
「誰が痴話喧嘩なんか!!!」
「涙歌様!!こんな人置いといてどっか行きましょう?」
「!!何で涙歌と話す時だけ笑顔?!!」
「煩いですよ…」
朝組へ行くと、旭が先に来てて、水城と睨み合いをしてた。
二人が私に気付くと、すぐに水城が抱き着いて(つか飛んで)来た。
そこから訳も分からず今の状態に至のだ。
「…そういえば水城ちゃんは何歳?」
「14歳ですよ。」
「‥‥はっっっ?!!」
「14歳?!!!!」
春江組初の最年少。つか春江組は大体16歳(高一)〜なのだ。
14歳と言われ驚かない春江組は居ない…。
「お前学校何処だよ?!」
「黒羽学園中等部2年」(無表情)
「2年生…。お誕生日早いの?」
「はいっっ!!」(超笑顔で)
「だから何で涙歌だけ笑顔??!つか涙歌、聞くトコ違うぞ!」
驚いた……。中二からマフィアに足を運ぶなんて…
しかも、一番大変な春江組になんて…
「…で?何でゲーセンなんだ?」
「水城ちゃんが行った事無いって言ったから。」
「有難う御座居ます!涙歌様!!」【ぎゅうっ】
「なっ!!お前ェエッ!!涙歌から離れろよぉー――!!!!!」
「煩いですよ、無能。」
「んだとぉうっ!!!?(怒)」
「旭、煩いよ。少し大人しくして頂戴。」
「なっっっ!!」
「行きましょう?涙歌様!」
「うん、そうだねー!早く行っていっぱい遊ぼっか!」
「わぁーい!!」
「あっ!置いてくなよー!!(泣」
また今回もこの二人は喧嘩をする。
使者と使い手の睨み合い。
私はまた疲れる。
でももう、そんな事をしている暇は無い。
この日私達は敵に跡を付かれていた事に気付かなかった…。
--------使者と使い手の睨み合い
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